今日、読売新聞の夕刊を見て唸りました・・・
こんなことが書いてありました。
以下引用(介護福祉士 和田行男さん)。
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ばあさんと8人でお寿司を食べに行き、
カウンター席に座りました。
もちろん僕を含め、
介護職員たちも一緒に行きました。
板前さんからみて右端に座ったのが、
よねさん(仮称)です。
よねさんから順に、カウンターに二貫ずつ、
おすしが置かれて行きました。
よねさんから順に食べ始めたのですが、
8人目まですしがいきわたる前に、
よねさんは食べ終えてしまいました。
するとよねさんは他のばあさんの
目の前にすしが置かれていくのを見て、
板前さんにこう言ったのです。
「わたしには、くれないのかい」
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短期記憶障害という病態で、特に生活の中の
「流れるような出来事」
を記憶にとどめられなくなるのだそうです。
この記事を読んで、
思わず母のことを思ったのは
いうまでもありません。
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