こんにちは
英語・翻訳教育担当のYo
です。
今年後半、アメリカの作家
トルーマン・カポーティ(1924‐84)が
ちょっとしたブームになっているようですね。
今年になってから、新訳が出されたり、
書店でも平積みされることが多くなったような
気がしていましたが、
9月30日から、
映画『カポーティ』の上映が始まり、
そのブームはますます加速
していると
言えるかもしれません。
カポーティの長編小説『冷血』の執筆エピソードをめぐる
この映画では、
カポーティ役のフィリップ・シーモア・ホフマンが、
アカデミー賞をはじめとする、
主要映画祭の主演男優部門を総ナメ
にしています。
カポーティの作品といえば、一般には
『ティファニーで朝食を
』が一番有名でしょうか。
この作品を脚色した、オードリー・ヘプバーン主演の
同名の映画は、みなさんご存知ですよね。
このカポーティと、
DHC英日翻訳講座「出版総合コース」
とは、ちょっとしたつながりがあるのです。
実はカポーティの処女作『遠い声 遠い部屋』を翻訳し、
日本に初めて紹介した
河野一郎先生が、
本講座の執筆・監修
をされているのです。
河野先生は『カポーティ短篇集』(ちくま文庫)も翻訳され、
これ以外にも様々な文学の翻訳を手がけていらっしゃる、
大変高名な
翻訳家でいらっしゃいます。
以前、「出版総合コース」の修了生とともに行われた、
本講座をめぐる座談会で、河野先生が、
「読者に感動を与えたい、
というところから翻訳は始まるべき」
とおっしゃっていますが、
河野先生が『遠い声〜』を訳されたきっかけも、
まさにその点からだったとうかがったことがあります。
「この作品をぜひ日本人に紹介したい!」という熱意
が
より良い
翻訳家を生む土壌になるのですね。
ちなみに、この
英日翻訳講座「出版総合コース」の
修了生の中から、
これまで
50名以上の方が
実際に翻訳家としてデビューしました
あなたもその後に続いて
みませんか?
また、プロになるほどの覚悟や自信はない
けれど、
翻訳の世界を少しだけのぞいてみたい、
翻訳家としての適性があるかどうか試してみたい
という方には、
英日翻訳の入門コース
「イングリッシュ・プラス」
がおすすめです
3ヶ月で英日翻訳の基礎的なテクニックが
しっかり身につきますから、
その後で
「出版総合コース」に
進んでいただければ、
翻訳家への道も夢ではありませんよ
!
読書の秋──みなさまも時にはじっくり
外国の長編小説でも読んでみませんか?
そして、日本語の活字の裏側
にいる
翻訳家の存在についても、
ちょっぴり思いを馳せてみていただければ嬉しいです