まずは減塩をお考えの方に、こんな
醤油指しはいかがでしょう?
◆減塩『健康
醤油さし・ポッタン』 小林樹脂工業(株)◆
http://www.k-jushi.co.jp/pottan.html
リンク先をご覧になった方はお分かりだと思いますが、この
醤油さし、1滴ずつ
醤油を出す事が出来きます。1滴は約0.07cc、塩分0.014gだそうです。
通常、小さじ1杯分は5cc。
醤油5ccには塩分約1gが含まれるそうです。塩分摂取量の成人の目安は6g以下ですから、約30cc、小さじ6杯分になりますね。
この
醤油さしを使用すれば、約5ccが70滴分、約30ccが420滴分と細かく分量が量れるので、塩分量のコントロールもラクそうです。
さて、
醤油とは全然関係ない缶入り酎ハイです。
最近は、色々なメーカーから色々なフレーバーが出ていて楽しめますね。そんなに缶酎ハイを飲むほうでもないですが、暑かった日や好きなフレーバーのものが出ていると手を出してしまいます。
まあ、お酒ですから果汁の量についてはとやかく言いたくもありませんし、果汁が多いからといって口に合うかどうかは別問題ですが、基本的に同じ果物を使用したものなら多く含まれている方を選びます。
そしてこの缶酎ハイ。大好きなメロン味に
バニラ・フレーバーをプラスしたものですが、以前より10%も果汁量がアップしたそうです。
10%、じゃあ実際どの位果汁量が増えたかというと・・・
全体で果汁量が0.1%!?
という事は 350ml × 0.1% = 0.35ml しか果汁が入っていない!?
しかも増分量は、その10%、つまり0.035ml なのです。
ml(ミリイットル) はイコール cc(シーシー)ですから、0.035ccです。
さて、最初の
醤油さしを思い出してください。1滴は0.07ccでした。
つまり増えた果汁分は、1滴の半分です。そして果汁全体でも1缶に5滴分しか入っていないのです。
まあ、こんなのでも確かに果汁入りなんでしょうが、そんなに「うれしいおいしさ」などと表現するには如何なものかと思った次第です。実際、350mlの水に果汁5滴垂らして飲んでご覧なさい。味も香りも殆ど感じませんから。0.5滴増えた所で、その味と香りは殆ど酸味料と香料ですから!
ちなみに厚生省が定めた「エネルギーに関する強調表示の種類及び基準」により、飲料に関しては0カロリーでなくても100mlあたり5キロカロリー未満であれば、「カロリーゼロ」「ノンカロリー」と表示してよい事になっています。もしかして表示がゼロカロリーだからってガバガバ飲んでいるダイエッターさんはいませんか?
売り手に都合悪い場合は入っていないことにする訳です。その考えでいくなら僅かな果汁量であれば果汁ゼロと表現して欲しいものです。まあこんな事は本当に小さな事なんですけどね。
今の世の中、売れれば良いと消費者を小馬鹿にした商売をしているところが多すぎます。行政も役に立たないこのご時勢、特に食の安全については命に係わる事ですから、消費者は値段だけではなく、品質にも厳しい目を向けていきましょう。
おしまい。