セックス・シンボルと言われる人は何人もいるけれど、
『永遠の』という冠言葉をつけられるのは、マリリン・モンローだけ。
それだけ特別な人なのだろう。
セクシーで売っているが、よく見るとそれほどスタイルも良くない。
丸みがあるが、足も短く、太め。
最近のモデル上がりのハリウッド女優と比べれば、一目瞭然。
それをピンヒールやポーズで
カバーしているのは、
無名の頃のマリリン・モンローを見ればよくわかる。
そして、彼女よりスタイルの良い日本人だってたくさんいるだろうが、
彼女より色気がある人は一人もいまい。
そんなマリリンの代表作が『七年目の浮気』。
白のドレスが捲りあがるシーンが有名だが、
一人の男が隣のブロンド娘と浮気をしたいという妄想だけで
話が進むユニークなもの。
彼女の顔を良いが頭は弱いキャラを固定した作品と言ってもいい。
話は変わって、この作品当時のマリリンの遅刻はひどかったようで、
監督が映画になるか心配したほど。
しかし、フィルムを繋げると、きちんと一本の映画となったという。
”女優”としての生き物だったと、思わずにはいられない。
しかし、マリリンの演じるキャラクターたちは意外にも
頭が弱いだけではなく、最後にちらりと知性が見えたり、
美女で通したいのに天然ボケだったりと、意外性が見え隠れする。
そんな彼女自身もセクシーやエロティックな面を押し出しているが、
その反面、純真無垢な印象を受ける。
きっとその”女性性”だけを強烈にアピールしたら、
ニューハーフのような雰囲気になってしまう。
そんなタレントや女優もいますものね。
エロスとピュアという相反するものが一緒に存在するからこそ、
『永遠のセックス・シンボル』なのだろう。