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久し振りに、大塚ひかりさん以外の源氏物語に関する

本を読みました。

初心者向けよりも、より物語の深層を知りたいという

人向けの本になります。

物語に書かれなかったことを推測して読み解くので、

源氏物語のストーリーを知っていれば、なるほどと

うなずくことが多いです。

特に、政治的な切り口で読んでいくので、

源氏物語を政治小説として読めます。

『源氏物語ー物語空間を読む』　三田村雅子　（ちくま新書）

この本で気になったのは、桐壺帝と女三の宮。

本の感想は追記にして、私なりの女三の宮像を

妄想を含め、お届けします(笑)。








私は大企業�褐ｹ氏物語の事務員として働いています。

みんな大手企業でいいね、と言ってくれますが、

所詮派遣社員なので、どの会社でも時給は一緒です。

そんな折、会長の愛娘である女三の宮さんが

入社するというのです。

なんども名門の出だし、本人も超お嬢様学校卒で、

筋金入りの箱入り娘！

お嬢様といえば、隣の課にいる葵の上さんも

左大臣常務のご令嬢で、すんごいプライド高くて

周りは大変って言ってたし。

その葵の上さんのライバルとして有名な

六条の御息所さんも仕事はできるけど、

プライドが高すぎて近寄れないって噂。

そんな感じの人と一緒に仕事ができるかしら？

結構不安でいっぱいなのでした。








が、その不安は的中しませんでした。

外見からも女三の宮さんはとっても可愛くて、

”萌え”な感じ！

小さなうさぎみたいなの！

でも、一緒に仕事してすんごいストレスが・・・。

だって、なんにもできなんだもん！！！

お嬢様大学卒って本当？？

あそこの偏差値って尋常ではないよね。

なのに、コピーひとつまともにとれないなんて・・・。

悪意がないのはわかるんだけど、

これって常識がないってことよね。

それでもって、いよいよイヤになるのは、

周りの男どもはみんなチヤホヤするの。

私は嫉妬なんかしてませんからね！

だけど、私の教え方が悪い、みたいに言われるのは心外！

特に、お坊ちゃん育ち、Ｋ大卒の柏木課長！

ちょっとイケメンだからって、調子に乗らないでよね。

少しいいな、って思っていたのに。

ホント、イヤになっちゃう。

本人が媚びているわけでもなさそうだけど、

それゆえに、私への風当たりも強く感じる。

こんなに仕事ができないのに、私の２倍の年収だからね。

世の中不公平だよ〜。







女三の宮さんの後始末をしていたら、もうこんな時間に。

あれ？

なんか私の机あたりでゴソゴソする影が！！

まさか、幽霊？

そんなわけないよね・・・。

心を強く持って見てみると、

なんとあの柏木課長が女三の宮さんの机に

抱きついているのでした。

ああ、ストーカーって身近にいるものだよね。

気持ち悪くて、お弁当箱を机に置いてあることに

気付いたけれど、もう疾風のように会社を後にした。

でも、誰にも相談できないよぉぉぉ。






妄想終了(笑)。