台風一過、自宅周辺は風は強かったものの、日
常を取り戻した人たちがジョギングし、自転車
を走らせて買い物に行く人たちも。平和な朝を
迎えた。
一方甚大な被害を受けた方々は眠れぬ夜、そし
て家族や家を失いまた発見できず、悲しみと不
安でいっぱいだと思う。急な川の氾濫や土砂崩
れが起こってしまうとなすすべもないのが現実
だろう。
介護施設から連絡が入っており、川越に近い母
の施設も1階は浸水し食堂での調理が不可能と
なってしまったとの報告。15時施設にチャリ
で向かうと駐車場は海と化しており、守衛さん
の待機する部屋もすっかり水の中だ。2階以上
は大丈夫だったので母は何事もなかったように
寝てはいたが、不安な夜を過ごしたのか若干興
奮気味で泣き声をあげた。怖かったのかもしれ
ない。私はもう大丈夫だよと声をかけた。
施設は完全に断水しており水を運びながら寝た
きりの人たちの食事などを用意していた。介護
士、看護師さんも半分パニックである。私は連
休で時間があるので何か手伝えないか申し出た
が日頃からお手伝いに来ているボランティアさ
んが来て下さるとのことだった。感染症も心配
だ。 |