ダイエットをするにあたって、自分の身体の嫌なところを気にしたり、
芸能人やモデルといった「特別な人達」を目標にしたりするあまり、
目標をとんでもなく高く設定し、無理なダイエットに走ってしまう…
そんなケースが、たまにある。
たとえば…
友達にとんでもなく痩せている人がいる
(あるいは、そう思い込んでいる)、
自分の身体に強いコンプレックスがあり、
それが気になって気になって仕方がない、
…などの背景を持つ人が、
「細くならなければ
」と強く思うあまり、
女優とかモデルとかのような芸能人や、
ガリガリに痩せた友人なんかを「数値目標」にして、
極端に食事を減らしたり、運動を頑張りすぎたりして
心身を蝕んでしまう
最近、僕自身にこんなことがあった。
ふとしたきっかけで知った
ダイエット本
「死なないぞ
ダイエット」の著者・北折一氏と僕は
大体背丈が一緒である。
「頑張って痩せれば、あれくらいになるのかなぁ
」
そう思い、ちょっとばかり意識しながら
ダイエットに励んでいた。
サイドミートの欠片もないお腹。
見事に割れた腹筋。
「こうありたいものだ」と思う
で、最近「塗る
フォースリーン」を買ったので、腹回りを測ったのだが、
その際に、北折氏の腹囲の数字が気になったので、
本を引っ張り出して確認してみた。
北折氏の腹囲は、何と70cm
今の僕には及ぶべくもない数値だ。
しかし、僕だってそれなりのことをやってきた
限界まで腹を引っ込めたら、これくらいにはなるだろう
…と思って、んぎゅぅぅぅぅとお腹を引っ込めてから腹回りを測ったら、
71cm
北折氏に迫るの無理じゃん
やっぱり骨格とか、筋肉のつき方とかが違うからかな
そんなわけで、目標を下方修正しつつ、
体重の維持、あわよくばさらなる減量に励むことにした
目標とか憧れを持って、
それに向かって努力するのは素晴らしいことだ
誰かを目標にして
ダイエットに励むのは
心に張りができて素敵なことだと思う
でも、その目標が「どうあがいても超えられない壁」として
自分の前にずんと立ちはだかるようではいけないし、
高すぎる理想が、あなたの心に重くのしかかるのもいけない。
骨格も、筋肉の付き方も、代謝の状態も人それぞれ違う。
芸能人やモデルなんかはそれこそ「身体が資本」だから、
その維持に莫大なお金と時間をかけているし、
肋骨を抜いている人さえいるそうだ。
元々キレイな人が、さらに手段を選ばずアノ手コノ手で
美しさを磨き、維持しようとしているのだから、
我々凡人が敵わないのは当然といえる
きれいごとではなく、事実として
あなたは、あなたなのだ。
誰かの姿に理想の成功像を求める前に、ひと息おいて
毎日、自分の体と心の声に耳を澄まそう
理想は理想、憧れは憧れとして胸に暖めておきながら、
毎日の生活を充実させることを優先させ、
日々できることをやりながら、
あなたが心地いいと思えるペースで、
ゆるゆると
ダイエットに励もう