遊びに来てくださって、ありがとうございます。
いい年になっても、オンナはオンナ。
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仕事と、人生を楽しんでいる、ジュクジョ(?)の
たわいない、おはなしです。

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伝言ーその2 [2007年10月20日(土)]
こちらを読んで頂く前に、伝言ーその1 を
お読み下さいませ



Bよぉ〜伝える、ぽじの身にもなってくれ〜

空を見上げて愚痴る、ぽじに

 『生きてるもんの役目やと思て、あきらめろや!』

と、Bの明るい声が聞こえてきそうで・・・・・


そして、時は流れ・・・・Bの彼女もなんとか・・・・

新しい恋をして・・・・・・・ある日、ぽじは

彼女に呼び出された

「ぽじ、プロポーズされたんだけど・・・・・でも、うちは・・」

「あのね、今から言うよ、伝えるよ。
これが最後のBからの伝言だよ。
ぽじは早く、これをあなたに伝えたかったよ」







『たぶん、まだ、思ってくれているだろう。

でも、もういいよ。

新しい男が出来たら、そっちとうまくやって、

オレの分もシアワセになってくれ。

頼む、その方がオレも嬉しい』





数年前から、涙を見せなくなった彼女の

Bへの思いの涙を、その日いっぱい見た

カタコトで、命の灯火が消える寸前に聞いた「伝言」

そして、「伝言」は、終わった。











ううん、本当はもう1つあった。

「伝言」ではないけれど・・・・



「オレがさっき、あいつの携帯にかけたことは

絶対言うな生きてるオレがかけたなんて。

ぽじ、ええな、言うたらあかんぞ」





Bは本当に彼女の事を愛しとったんや

これは、つぶれた車の中に、取り残された、

ぽじとBの「ナンショ」の話


今日は、Bの7回忌

私は空に向かって話しかける

「約束守ってんでぇ〜ほめてやぁ〜

彼女もシアワセにやってるでぇ〜

知ってるやんなぁ〜

こらぁー何とか言わんかいっ!」





言っているうちに、目頭が熱くなり・・・・・・・・・・・


肌寒くなった、この季節なのに

ぽじの周りに、あたたかな風が舞い降りる


    心の奥がポワッとなる


『ありがとよ!おおきになっ!』


どこからか、そんな声が聞こえてくるような・・・・・・・

見上げる空が、少し光った気がした
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posted at 21:43 | この記事のURL
伝言ーその1 [2007年10月20日(土)]
ぽじは今までに大切な友達を何人か、

交通事故で失いました。

その中の1つは特に忘れられない・・・

なぜなら、その事故に

ぽじも巻き込まれていたから・・・・・・

7年前、友人2人ぽじ夫婦2人計4名で

遊びに行った帰りの出来事。

友人の1BOX。一番後をフルフラットにし、

寝れるようにしていた。

運転手は友人A、助手席はダンナちゃん、

ぽじは後部座席に1人で

横になって寝ており、友人Bは最後尾の

寝台で寝ていた。

名阪国道25号線、夜中の2時半頃、

大阪向きに帰る途中。

前方で事故がありハザードをつけて停車中に

事故は起きた。

後部車両のトラックがぽじ達の車に突っ込んできた。

ぽじ達の車は結構前方の車と車間距離を

とっていたにも関わらず

前の車にぶつかる衝撃。

ぽじの居た後部座席は足下の部分が

無くなり、シートだけになり

サイドドアはつぶれて、開けられない状態。

最後尾の寝台で寝ていた

友人Bは・・・・・・友人Bの下半身は、

トラックに飲み込まれていた。

パトカー、救急車、レスキューが次々に到着・・・・

ぽじと友人Bは、車内に閉じこめられていた。

「ぽじ、オレ、あかんか?あかんなぁ」
友人Bがつぶやく・・・・

答えられへん

割れた窓ガラスのそとで、レスキューの

人か誰かが言っている

「トラック動かすと、はさまってる人があかん
・・・今、このままでも・・」


それを聞き、ぽじは、Bに言う

「なんか、してほしいことあるか?」

「○○に電話して・・・・」 

 ○○とは来月結婚する、Bの彼女のこと。

必死で、手を伸ばしBの胸ポケットから

携帯をとりだし、かける。

夜中3時頃・・・・呼び出し音だけが響く。

「ねてるで、きっと、もうええわ。ぽじ、伝えてほしい・・・・
・・・・・今から言うこと・・・・・」


「うん」

私は出来る限り、Bが話すことを覚えながら聞いた。

しかし、途中でBは、何も言わなくなる

「!?B?・・・・B!・・・・」

同時にサイドドアが引きはがされ、

「出てください!」

ぽじは車から救出され、振り返ると、

目があった救急隊員の人が首を振った

Bの残ったつぶれた車から、離れようとした時

♪〜♪〜携帯の、Bの携帯の着信音が鳴る

彼女が気づいてかけてきたのかもしれない・・・・・

救急隊員の人が、ぽじを見る。手を伸ばせない・・・・

その人は、ぽじから目線をはずし、携帯に出た

この携帯の持ち主が事故に遭い、

亡くなったことを伝えた

夜の闇の中、叫び出しそうな嗚咽を

毛布の中にぶつけた


居眠り運転だった。

普通は即死になることの方が多いらしいが

奇跡的に、血圧が圧迫され、そのため数分間

血圧が保たれ、Bのようにほんの数分だけ、

生きている場合があると・・・・・

年に何十回も起きる名阪国道での交通事故

そのうちの1回で大切な友人を失った


Bの彼女は・・・・・・・・・・・・

本当に、本当に・・・・・・・・

哀しみ、哀しみ、そのまま哀しみすぎて

消えてしまうのじゃないか・・・・

と思うくらい哀しんでいた



Bの49日が過ぎた、ある日、ぽじは

彼女を呼びだした

まだ、哀しみの淵から、全然抜け出ていない彼女は

化粧っ気もなく、青白い顔をしていた。

「ぽじ、Bからの伝言・・・・もう1回聞かせて・・・・・・」

ぽじは、Bの伝言をお葬式の時やら、その後に彼女に

伝えられるタイミングで伝えて居た・・・・・何度にも分けて・・・

全部、聞いた事を言ってあげたかった、

伝えてあげたかった

けど・・・・・Bは「時」を、ぽじに指定していた

「オレが死んで1ヶ月、
 49日過ぎてもあいつが悲しんでいたら」


ぽじは伝える。今日は前とは違う「伝言」があるんだ・・・・・・と

『いつまでも泣いてるな、上から見てるぞ。
おまえの笑顔が
いっちゃんスキやから・・・・泣くな』


と、伝えた。



  伝言ーその2に続く
posted at 21:34 | この記事のURL
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