ガン食事療法全書 [2009年10月30日(金)]
P.62第5章 理論より
私の理論は、ガンの一般的科学理論を意図したものではない。また自分の理論を他の理論や解釈と比較してみようとするつもりも、私には無い。医者が適切なガン治療を実施するうえでのガイドとして役立つことのみを目的としたものである。
マックス・ゲルソン『ガン食事療法全書』より
P.236
〈ペパーミント茶とその作り方〉
煮たった湯2カップ(1パイント)に乾燥したペパーミントの葉大さじ1杯を入れて、5分間煮立てて煎じる。好みにより赤砂糖(黒砂糖)か蜂蜜、または少量のレモン汁を加えてもよい。
〈浣腸〉
体から有害物質を追い出し体を解毒することは最大の重要ごとで、特に治療の初期には大切である。だから昼も夜も何回も浣腸をするのが絶対に必要である(私は平均してコーヒー浣腸を、昼も夜も4時間に1回ずつやらせている。また、ひどい痛み・吐き気・神経の緊張やふさぎなどのある患者には。もっとやるようにしている)。
浣腸は攣縮・心臓病の痛み、有害な鎮痛剤を急に止めたことから起こる症状などにも、有効である。
また平均して1日おきに大さじ2杯のひまし油を飲ませ、その後でカップ1杯のブラック・コーヒーを、という組み合わせも行っている。この後5時間後に、ひまし油の浣腸をする。しかしこれをしたからと言って、コーヒー浣腸の回数は減らさないことが大切である。信じがたいかもしれないが、繰返して浣腸をすると鎮痛剤が全く不要になる。このことは、臨床経験が証明している。患者によっては治療開始の日には2時間おき、否もっと頻繁に浣腸をする場合もある。ガンがより進んだ患者では、体は一層ひどく毒されているし、腫瘍やグリグリが分解されて体に吸収される時には、体は更に毒されることになる。ずっと以前、私は何人かの患者を肝性昏睡で死なせた。この時はジュースや浣腸などで有害な物質を頻繁かつコンスタントに体外に排出させることがどれほど大切かを、私自身が知らなかったゆえに、浣腸を怠ったせいだった。
最も効果的に浣腸をするには、右の脇腹を下にして寝て両脚は曲げて腹に寄せ、浣腸液をウンと大腸全体に吸い込むために、深く呼吸するようにする。浣腸液は腸内に10〜15分とどめておく。私の経験では10〜12分のうちに液の中のカフェインは、ほとんど全部が体に吸収される。そしてそれが肛門の静脈から門脈の静脈を経て肝臓に達する。患者はコーヒー浣腸は腸の働きをよくするためではなく、肝臓の働きを促すためのものだということを認識している必要がある。
ドイツのゲッティンゲン大学のマイアー、ホイブネル両教授の実験では、「カフェインが内臓神経を通じ、直接あるいは間接に肝細胞を刺激するのか否かは確かではない」と云う。しかしどちらにせよ、胆汁の生成が増え、胆管が開き、胆汁がたくさん分泌されるのがその効果である。
治療の初期および好転反応(フレアー・アップ)≠フ期間は胆汁には有害物質が含まれていて、これが十二指腸や小腸内に攣縮を起し、一部外に流れ出す結果として吐き気を感じたり、時には胆汁を吐くこともある。こう云う場合は胃から胆汁を洗い流すために、大量のペパーミント茶を飲む必要がある。そうすればその後は、患者はずっと楽になり、気分もよくなる。
口から飲む1杯のコーヒーは全く別の働きをする。0.1グラムから1.5グラムまでのカフェインがここには含まれている。これが反射反応を高め(シュミーデベルク)血圧を下げ、脈拍や発汗を高め、不眠症や動悸を起し、胃の蠕動(ぜんどう=細かな胃壁のひだの働き)を高める。胃からひまし油を排出するのにコーヒーが役立つのは、この理由による。
だからコーヒーは、ひまし油の後で飲む。ただし、1杯にしないといけない。
私の理論は、ガンの一般的科学理論を意図したものではない。また自分の理論を他の理論や解釈と比較してみようとするつもりも、私には無い。医者が適切なガン治療を実施するうえでのガイドとして役立つことのみを目的としたものである。
マックス・ゲルソン『ガン食事療法全書』より
P.236
〈ペパーミント茶とその作り方〉
煮たった湯2カップ(1パイント)に乾燥したペパーミントの葉大さじ1杯を入れて、5分間煮立てて煎じる。好みにより赤砂糖(黒砂糖)か蜂蜜、または少量のレモン汁を加えてもよい。
〈浣腸〉
体から有害物質を追い出し体を解毒することは最大の重要ごとで、特に治療の初期には大切である。だから昼も夜も何回も浣腸をするのが絶対に必要である(私は平均してコーヒー浣腸を、昼も夜も4時間に1回ずつやらせている。また、ひどい痛み・吐き気・神経の緊張やふさぎなどのある患者には。もっとやるようにしている)。
浣腸は攣縮・心臓病の痛み、有害な鎮痛剤を急に止めたことから起こる症状などにも、有効である。
また平均して1日おきに大さじ2杯のひまし油を飲ませ、その後でカップ1杯のブラック・コーヒーを、という組み合わせも行っている。この後5時間後に、ひまし油の浣腸をする。しかしこれをしたからと言って、コーヒー浣腸の回数は減らさないことが大切である。信じがたいかもしれないが、繰返して浣腸をすると鎮痛剤が全く不要になる。このことは、臨床経験が証明している。患者によっては治療開始の日には2時間おき、否もっと頻繁に浣腸をする場合もある。ガンがより進んだ患者では、体は一層ひどく毒されているし、腫瘍やグリグリが分解されて体に吸収される時には、体は更に毒されることになる。ずっと以前、私は何人かの患者を肝性昏睡で死なせた。この時はジュースや浣腸などで有害な物質を頻繁かつコンスタントに体外に排出させることがどれほど大切かを、私自身が知らなかったゆえに、浣腸を怠ったせいだった。
最も効果的に浣腸をするには、右の脇腹を下にして寝て両脚は曲げて腹に寄せ、浣腸液をウンと大腸全体に吸い込むために、深く呼吸するようにする。浣腸液は腸内に10〜15分とどめておく。私の経験では10〜12分のうちに液の中のカフェインは、ほとんど全部が体に吸収される。そしてそれが肛門の静脈から門脈の静脈を経て肝臓に達する。患者はコーヒー浣腸は腸の働きをよくするためではなく、肝臓の働きを促すためのものだということを認識している必要がある。
ドイツのゲッティンゲン大学のマイアー、ホイブネル両教授の実験では、「カフェインが内臓神経を通じ、直接あるいは間接に肝細胞を刺激するのか否かは確かではない」と云う。しかしどちらにせよ、胆汁の生成が増え、胆管が開き、胆汁がたくさん分泌されるのがその効果である。
治療の初期および好転反応(フレアー・アップ)≠フ期間は胆汁には有害物質が含まれていて、これが十二指腸や小腸内に攣縮を起し、一部外に流れ出す結果として吐き気を感じたり、時には胆汁を吐くこともある。こう云う場合は胃から胆汁を洗い流すために、大量のペパーミント茶を飲む必要がある。そうすればその後は、患者はずっと楽になり、気分もよくなる。
口から飲む1杯のコーヒーは全く別の働きをする。0.1グラムから1.5グラムまでのカフェインがここには含まれている。これが反射反応を高め(シュミーデベルク)血圧を下げ、脈拍や発汗を高め、不眠症や動悸を起し、胃の蠕動(ぜんどう=細かな胃壁のひだの働き)を高める。胃からひまし油を排出するのにコーヒーが役立つのは、この理由による。
だからコーヒーは、ひまし油の後で飲む。ただし、1杯にしないといけない。
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