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第1部 文明がガンをつくる時代 第1部を始める前に [2009年10月05日(月)]
P.62第5章 理論より

 私の理論は、ガンの一般的科学理論を意図したものではない。また自分の理論を他の理論や解釈と比較してみようとするつもりも、私には無い。医者が適切なガン治療を実施するうえでのガイドとして役立つことのみを目的としたものである。


P.9〜P.19は目次のため、割愛させて頂きました。

P.20
 本書は、ガン、それも末期ガンにさえも効果的な治療法があるということを伝えるものである。それを知るためには、読者も現在、公認されているガン治療法の世界で、どんなことが起きているかを知っておく必要がある。
 医学の歴史を振り返ってみると、多くの医者がいかに後生大事に、自分の手馴れた治療法に執着し、自分の治療法を変えてしまいそうなことに、どれだけアレルギー反応≠示してきたかがわかる。
 公認の治療法とは別のガンの治療法を世間に公表することには、大きな困難が伴う。また非常に強い反応が起きることもよく知られている。しかし慢性病、特にガンの治療に関して、多くの医者が持っている根深い悲観主義を一掃すべき時機はもう熟したはずである。
もちろん何世紀にもわたってきたこの悲観主義を、一挙に根こそぎにするのは不可能である。医学を含む生物学の世界が、数学や物理学の世界のように正確なものでないことは、誰でも知っている。
 私は現代の農業や文明が、我々の生命に対してもたらしてきた危険を全て一掃し、修復することはすぐには不可能だろうと心配している。私は人々が人間本位の立場から1つの考えにまとまり、古来のやり方によって、自分の家族と将来の世代のためにできるだけ自然で精製加工していない食品を提供するようになることが、最も大切なことだと信じている。
一般的な大病やガンの予防、そしてガンの治療に必要な有機栽培の果物や野菜を入手することは、今後(1958年)はいままでよりなお難しくなりそうである。
 現時点での政府の統計によれば、アメリカ国民の6人に1人がガンで死ぬことになると言う。国民が全てガンで死ぬか、それとも自分たちの行き方や栄養条件を根本的に変革する知恵・勇気・意思を持つかの、いずれかの道を選択しなければならない時が遠からず来よう。なぜならば「ガンとは生き方と結びついた現象である…(註1)」からである。

J・グリーンスタイン『ガンの生化学』〔1954年版 598ページ〕

 我々(医師を含めた全ての人)には、再び本当の主婦が必要な時代が来る。本当の主婦とは、料理の時間の節約に熱心な主婦ではない。家族全員のために、特に家族の健康の増進と維持のために喜んで尽くそうとする主婦である。
 そうなれば子供は人工栄養ではなく、自然な母乳で育てられ、白血病のような死病にかかったり、知恵遅れになったりすることなく成長できよう。この2つの病気、白血病と知恵遅れは、現在(1958年)急増中の問題である。
 今後の世代の未来のために、我々(治療に当たる医師の義務として)は農業と食品保存のやり方を変えねばならぬ局面に現在いたっていると、私は思う。そうしない限り、我々は年々、精神障害のための施設を増設したり、病院が退化病患者で溢(あふ)れるのを目にしなければならなくなる。こういった病人は、病院をいくら拡張しても追いつけない速さで、いま、増加している。
 70年前、アメリカに白血病等なかった。50年前、肺ガン等は病院でもめったにお目にかかれず、解剖例でもぶつかることはほとんどなかった。肺ガンの事例があればそれは必ず論文にかかれるほど、そういったケースはまれだった。しかし、いまはどうだろう。状況は、なんと悪いほうに変わってしまったことだろうか。
 実際に治療を施(ほどこ)すということは苦労のいるものである。病院での治療でも、自宅療養でも、それは変わりない。どちらにしても、週日誰かが看護しなければならない。生命も危なく、弱りきった患者と言う、病状が進んでしまったケースでは、特にそうである。家族は社会生活をある程度犠牲にし、献身的な気持ちでこの人間的な役割を果たさなければならない。家族の、病人に対する検診の度合いが現代生活の中では低下してきているのも、ハッキリしている。
 以上述べたことは、本書の内容を理解してもらうための警鐘≠ニして書いたものである。
本書では50の治療例に関する事実や証拠を前面に出し、理論や解説は簡略にしてある。
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コメント
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Posted by:replica watches  at 2012年12月08日(土) 19:14