サプリ研究の第一人者、蒲原先生の公式ブログです。

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アダプトゲンによる抗ストレス作用 [2009年02月20日(金)]
生薬学の専門ジャーナル(電子版)に,アダプトゲンのハーブによる作用メカニズムを検討した基礎研究が,スウェーデンのグループから報告されていました。
(Phytomedicine. 2009 Jan 31. PMID: 19188053)



アダプトゲンと総称される植物/ハーブは,ストレスに対する抵抗力の強化,集中力のアップ,疲労時の耐用性の増強といった働きを有しています。


具体的には,高麗人参インド人参マカ紅景天エゾウコギといったハーブが知られています。


これらは,滋養強壮作用を示し,生体のホメオスターシスを維持する働きを示します。




さて,今回の研究では,エゾウコギ(学名Eleutherococcus senticocus),紅景天(学名Rhodiola rosea),チョウセンゴミシ(学名Schisandra chinensis)の3種類のハーブ複合剤を,30mg,90mg,180mg/kg体重の用量にて7日間,マウスに投与し,運動耐用能が測定されました。


実験の結果,運動耐用能(TTE,time taken to exhaustion)は,用量依存的に,3.0分から21.1分へと7倍に延長(増強)したということです。



運動負荷の前後においてストレスマーカーである血中Hsp72値を測定したところ,投与したアダプトゲンの用量依存的に,運動負荷前の基礎値に増加が認められました。

(Hspはストレスに対して防御的に働く分子であり,それが増加したことはストレスに対する抵抗力の高まりを意味します。)



以上のデータから,エゾウコギ,紅景天,チョウセンゴミシの複合剤は,Hspの産生増加を介する抗ストレス作用を有し,アダプトゲンとして有用であることが示唆されます。


今後,アダプトゲンのシナジーについて,臨床的意義の検討が期待されます。
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