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タベブイア(タヒボ)の抗がん作用 [2009年08月01日(土)]
今月の分子医学の専門ジャーナルに,タベブイア(タヒボ)の抗がん作用を示した基礎研究が,米国のグループから報告されていました。
(Int J Mol Med. 2009 Aug;24(2):253-60.)



タベブイア(Tabebuia) (別名パウ・ダルコPau d'arco,タヒボTaheebo)は,南米アマゾン地域を中心に自生するノウゼンカズラ科タベブイア属の樹木です。


Tabebuia avellanedae(タベブイア・アベラネダエ)やTabebuia heptaphyllaなどが知られています。


タベブイアは,南米において,樹皮(表皮の内側の内部樹皮)抽出物が飲用や薬用にされてきました。

薬用については,1873年にすでに報告が見られるということです。

1960年代に,タベブイアの抗がん作用が注目されたことがあります。


有効成分として,ナフトキノン誘導体のラパコール(lapachol)およびβラパコーン(beta-lapachone)が存在します。



さて,今回の研究では,ヒト乳がん細胞(ER+MCF-7)系を用いて,タベブイア水抽出物による細胞増殖やアポトーシスへの影響が検討されました。


1.5 mg/mlのタベブイアによる6時間処理によって,

G2特異的なcyclin B1遺伝子発現(-2.0-fold),

S周期特異的なPCNA (-2.0-fold)やOKL38 (+11.0-fold),
アポトーシスに特異的な遺伝子であるGADD-45 family (+1.9-5.4-fold), Caspases (+1.6-1.7-fold), BCL-2 family (-1.5-2.5-fold)

に対する調節作用が認められたということです。



以上のデータから,タベブイアの細胞増殖抑制作用について,細胞周期へのダウンレギュレーション,アポトーシスの促進といったメカニズムが示唆されます。



今後,臨床的意義の検証が期待される分野です。



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