サプリ研究の第一人者、蒲原先生の公式ブログです。

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日本人における若年性認知症の原因は [2009年08月29日(土)]
今月の脳血管疾患の専門ジャーナルに,日本人を対象にした若年性認知症の調査研究が発表されていました。
(Stroke. 2009 Aug;40(8):2709-14.)



今回の研究では,若年性認知症に関して,茨城県の2475医療機関から得られた回答が検討されています。


若年性認知症患者617例が同定され,発症率は10万人当たり42.3例(95% CI, 39.4 to 45.4)と推計されました。


患者の平均年齢は56.9±7.3歳,発症時の年齢は53.4±7.9歳です。



若年性認知症の原因は,

42.5%が脳血管性認知症,

25.6%がアルツハイマー病,

7.1%が頭部外傷,

6.2%がレヴィ小体型認知症/認知症を伴ったパーキンソン病(dementia with Lewy bodies/Parkinson disease with dementia)

2.6%が前頭側頭葉変性症

16.0%がその他

という結果でした。




脳血管性認知症の原因は,

脳出血

脳梗塞

くも膜下出血

で9割を占めています。





以上のデータから,若年性認知症の発症率は西欧諸国と同程度であるものの,日本では脳血管性認知症が多いという特徴が示唆されます。





脳血管疾患に関連して,動脈硬化予防や血管の健康維持に有用性が示されている機能性食品成分として,

DHAEPAなどの魚油





赤ワインポリフェノール

ポリフェノール

などがあります。



また,認知機能に関しては,

イチョウ葉エキス



PS

といった成分が知られています。




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医療関係者のための健康食品情報サイト【DHCサプリメント研究所】
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男女比データは手元に無いのですが、危惧される点は女子校生世代の冬期間の足腰の冷え(スカート)、農村医学現場で認められている筈の飲酒の差異(焼酎・スコッチ類の清酒・ビール類に対する予防医学上の優位性)も統計技法上、視野に入れて誤りでないと推察します。
Posted by:H.kayano  at 2009年09月19日(土) 17:31

レシビから魚が激減している、大豆製品また然なりの今日的傾向の上に、私見では日本的な文化上の弱点も起因要素にカウントしてほしい。ビジネスマンとしての日本人も「自分の意見・感想をのべない」事で知られ、遠野先生の英語講座の指摘の例の如く欧米とは、大差の極る点が認知される。対策例に太極拳・ヨーガそれよりも仏教医学・労働科学の基本も、脳科学として展開されてはいる。
Posted by:HideoYosida  at 2009年09月01日(火) 15:55


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