今月のがん看護学の専門ジャーナル(電子版)に,ヨガによる乳がんサバイバー(生存者)のQOL改善作用を示した予備的な臨床研究が,カナダのグループから報告されていました。
(
Cancer Nurs. 2010 May 12.)
これまでの研究によって,がん患者による補完代替医療(CAM)の利用,CAM療法による効果が示唆されています。
今回の研究では,乳がんサバイバーにおけるヨガ療法の働きが検証されました。
具体的には,ヨガ(Iyengar Yoga,アイアンガーヨガ)教室に参加している乳がんサバイバー24名を対象に,QOLおよび心理学的指標が12週間の介入の前後で測定されています。
17名(71%)が試験を完了し,12週間のヨガ教室の前後で比較された結果,
メンタルヘルス(平均 +4.2; P = .045)
バイタリティ ( 平均 +4.9; P = .033)
日常役割機能 ( 平均 +6.4; P = .010)
体痛 ( 平均 +4.4; P = .024)
といったQOLの項目で有意な改善が見出されたということです。
その他,心理学的指標でも改善傾向が示されています(有意差なし)。
以上のデータから,ヨガ療法による乳がんサバイバーのQOL改善作用が示唆されます。
今後,RCTなど質の高い手法による検証が期待される分野です。
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ハワイ州マウイ島でヨガ インストラクターとヨガスクールの運営をしておりますAKi Tanidaと申します。
ヨガの効果に関しての記事を興味深く拝読しました。
私どもは「ヨガは全ての人のためにある」をベースとしたセラピューティックヨガをご提案しています。
歩けない方、腰や首に障がいがある方、ご高齢の方にも気軽にヨガを楽しんでいただき、ヨガが持つ真の効果をお伝えしたいと考えております。
機会がありましたら私どものヨガをご体験いただいての効果をご一緒に検証させていただきたいと思っております。
ヨガの指導は私がさせていただきます(ハワイからうかがいます)
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益々のご活躍を心よりお祈りしております。
Aki Tanida
http://iyasaremaui.com/syte/otoiawase.html