今月の英国医学ジャーナル(8月18日号)に,野菜・果物の摂取と2型糖尿病との関連を検証した研究が,英国のグループ(University of Leicester)から報告されていました。
(
BMJ. 2010 Aug 18;341:c4229.)
今回の研究は,2型糖尿病の罹患率に対する野菜・果物の摂取の影響を検証することです。
主なデータベース(Medline, Embase, CINAHL, British Nursing Index (BNI), the Cochrane library)から関連する論文が選択され,6報が対象となり解析されました。
6報のうち4報では,緑葉野菜の摂取量についてのデータも示されており,メタ分析の結果,緑葉野菜の摂取は,2型糖尿病のリスクを14%低下させる効果が示されています。
(hazard ratio 0.86, 95% CI;0.77 to 0.97) (P=0.01)
一方,野菜,果物,両方の摂取という因子との解析では有意差は見出されていません。
以上のデータから,緑葉野菜の摂取は,2型糖尿病の予防効果があることが示唆されます。
(果物は果糖の過剰摂取になるため,2型糖尿病との関連では,リスク低減は検出されないと推察されます。‘果物がからだにいい’といっても,摂りすぎには注意が必要です。また,野菜全般では,作用が緩徐であるので,検出力が十分ではないために有意差が認められないと思われます。)
野菜など植物性食品は,食事からの摂取が基本であるのはいうまでもありません。
ただ,平均的な日本人で野菜の摂取が不足している以上,サプリメント・健康食品も補完的に利用することが現実的な選択と考えられます。
緑葉野菜に近いイメージの健康食品としては,
パーフェクト野菜
DHC青汁+豆乳
ケール青汁+食物繊維
DHC青汁パウダー
などが考えられます。
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