サプリ研究の第一人者、蒲原先生の公式ブログです。

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アントロポゾフィー医学の利用率 [2010年08月28日(土)]
今月の小児血液腫瘍学の専門ジャーナル(電子版)に,ドイツにおけるアントロポゾフィー医学の利用状況調査が報告されていました。
(Pediatr Blood Cancer. 2010 Aug 25.)




アントロポゾフィー医学(Anthroposophic medicine)は,シュタイナーによるアントロポゾフィー(人智学)に基づいた全人的医療のひとつです。


ドイツでは広く認知されており,一般に,CAM(補完代替医療)として分類されています。




今回の研究では,ドイツの小児腫瘍学分野におけるCAM利用状況を調べる目的で,両親を対象に調査が行われています。



その結果,CAM利用者367名のうち,98名(27%)の患者が,アントロポゾフィー医学(AM)による治療を受けていたということです。



治療期間は619日(中央値)であり,他のCAMの225日と比べて長い期間にわたっています。



AMの経験を有する両親の多くが,(自身の)子供の腫瘍に対してAMを利用していることも見いだされました。


また,AM利用者は,社会的地位が高いというデータも示されています。



さらに,AM施術においては他のCAMに比べて,医師の果たす役割が有意に大きいことが示されました。
(情報の入手; (24% vs. 11%; P < 0.001,施術; 73.0% vs. 34.9%; P < 0.001)


その他,AMの利用者は,他のCAM利用者に比べて,CAM利用について主治医とより高頻度にコミュニケーションをとっており(89.8% vs. 63.9%),CAM利用を勧める率も高い(95.9% vs. 87%)ことが示されています。




以上のデータから,ドイツの小児腫瘍学の臨床では,アントロポゾフィー医学が主なCAMとして用いられていることが示唆されます。




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