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潰瘍性大腸炎におけるプロバイオティクスの抗炎症作用 [2010年09月12日(日)]
今月の消化器病学の専門ジャーナルに,潰瘍性大腸炎におけるプロバイオティクスの抗炎症作用を示した臨床研究が報告されていました。
(World J Gastroenterol. 2010 Sep 7;16(33):4145-51.)



慢性炎症を病態とする炎症性腸疾患として,潰瘍性大腸炎やクローン病が知られています。


機能性食品素材の中には,抗炎症作用を有するものがあり,これらの炎症性腸疾患に対する意義が示唆されています。


今回の研究では,潰瘍性大腸炎におけるプロバイオティクスの抗炎症作用が検証されています。


具体的には,中等度の潰瘍性大腸炎を有する患者30名を対象に,1日あたり2,400mgのスルファサラジン(潰瘍性大腸炎治療薬・サルファ剤)とプロバイオティクスの併用投与群あるいはスルファサラジン単独群の2群に分けて,8週間の介入が行われました。



(プロバイオティクスとして,Lactobacillus delbruekiiLactobacillus fermentumが用いられています。)



大腸における粘膜障害および炎症マーカーが解析された結果,8週間のプロバイオティクス併用投与によって,IL-6の低下,TNF-α発現の抑制,NF-κBp65発現の抑制が見出されたということです(P < 0.05)。



以上のデータから,潰瘍性大腸炎におけるプロバイオティクスの抗炎症作用が示唆されます。



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