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バレリアンの体内動態と個人差 [2010年10月05日(火)]
今月の生薬学の専門ジャーナルに,バレリアンの体内動態に関する臨床研究が,米国のグループ(University of Washington)から報告されていました。
(Phytother Res. 2010 Oct;24(10):1442-6.)



睡眠障害(不眠症)は,プライマリケアの中でよく認められる病態です。


不眠症に対するハーブサプリメントとしてバレリアン(学名Valeriana officinalis)が知られています。




バレリアンの活性成分としてバレレン酸valerenic acidが見出されており,ハーブサプリメント製品の指標に用いられています。



今回の研究では,バレリアンの投与時における体内動態についての個人差が検証されました。


具体的には,高齢女性を対象に,バレリアンを単回投与,あるいは2週間の投与を行い,薬理学的指標が測定されています。



単回投与と連続投与との比較の結果,Cmax,Tmax,AUC,T1/2,経口クリアランスといった指標において有意な差は認められませんでした。


一方,個人差の存在が見出されており,例えば,体重の増加によって,CmaxとAUCは減少し,T1/2は増加しています。


なお,バレリアンカプセル間の差異は小さく,
hydroxyvalerenic acid;2.2%,acetoxyvalerenic acid;1.4%,valerenic acid;1.4%
という数値でした。



以上のデータから,バレリアンの体内動態には個人差があり,そのために,バレリアンの効果に個人差が見られると考えられます。





バレリアンは,単回投与による効果も示されていますが,一般には,1ヶ月間などの投与によって「睡眠の質」を改善する働きが期待されています。


(つまり,医薬品の睡眠導入剤のような使い方ではなく,一定期間摂取することで,ハーブによる睡眠の質の改善が期待される,というタイプと考えます。)




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