サプリ研究の第一人者、蒲原先生の公式ブログです。

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オリーブオイルによる膀胱がんリスク低下 [2010年10月20日(水)]
今月の腫瘍学の専門ジャーナル(電子版)に,オリーブオイルによる膀胱がんリスク低下作用を示した調査研究が,ベルギーと英国のグループから報告されていました。
(Eur J Cancer. 2010 Oct 12)


一般に,西洋食は,動物性食品に由来する飽和脂肪酸を多く含み,膀胱がんのリスクを高めることが示されてきました。


一方,地中海食には,オリーブオイルが含まれており,健康増進・疾病予防効果が知られています。



そこで,今回の研究では,動物性食品の摂取,オリーブオイルやその他の食事に由来する脂質の摂取による,膀胱がんリスクとの関連が検証されました。


具体的には,ベルギーの膀胱がんに関する症例対照研究として,200例のがん症例と,386例の対照に関して,データ解析が行われています。


年齢,性別,喫煙,職業上の暴露,カロリー摂取量などの交絡因子による補正が行われた結果,

オリーブオイルの摂取と膀胱がんとの間に,用量依存的な,有意な負の相関が見出されたということです。

(つまり,オリーブオイルの摂取が多いと,膀胱がんのリスクが低くなるという関係です。)



(三分位の最低群に比べて,最高群では53%のリスク低下,中位群では38%のリスク低下が見出されています。)



また,比較的わずかな有意差として,チーズの摂取が多いと,膀胱がんリスクが高くなるという相関も示されました。

(OR: 1.53; 95% CI: 0.95-2.46; p-trend=0.08)


その他の食事因子に関しては,有意差は見出されていません。




以上のデータから,オリーブオイルによる膀胱がんリスク低下作用が示唆されます。




脂質代謝におけるリノール酸神話は崩れていますが,現在のエビデンスを俯瞰的にみるとき,良質の脂質として,オメガ3系脂肪酸とエクストラバージンオリーブオイルの効果が示されています。


オリーブオイルは,単価不飽和脂肪酸というだけではなく,最近の研究では,エクストラヴァージン(バージン)オリーブオイルに含まれるファイトケミカル・ポリフェノールによる抗酸化作用の有効性も示されています。



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