米国農務省から新しい食事ガイドとして、2011年6月、皿の形をした「マイ・プレート」が発表されました。
この
「マイ・プレート」は、「マイ・ピラミッド」に代わる食事ガイドであり、「米国人のための食生活指針、2010年」に合わせた内容になっています。
「マイ・プレート」では、「マイ・ピラミッド」と同様に「マイ(私の)」をうたっており、各自が適正な食事バランスを検索できるように設計されています(つまり、現時点の米国では、「米国人のための食生活指針、2010年」と食事ガイド「マイ・プレート」を併用して啓発が行われています。)。
マイプレートでは、1枚の皿が穀物(茶色)、タンパク質(紫色)、野菜(緑色)、果物(赤色)の4種類・4色で、1日必要量の割合で分けられ、乳製品(青)を加えた5色の構成です。
米国のフードガイドピラミッドは、1992年版が最初で、視覚的にわかりやすく設計されています(ただし、1992年のフードガイドピラミッドには、畜産業界の政治的な後押しを受けた研究者が作成に関与したため、獣肉類の摂取割合が多くなったというバイアスがかかっていますので注意が必要です)。
その後、世界各国の食事指針が、米国のように、わかりやすくデザインされるようになってきました。
米国のように、ピラミッド型が多いのですが、あえて、米国とは異なる形状で作成している国もあります(例えば、カナダのフードガイドは「虹」の形をしています。日本では「コマ」の形の「食事バランスガイド」があります)。
1992年版は2005年に改訂された後、今月、マイプレートとして改変されました。
日本の食事指針とは異なり、この米国の指針は、ラクトオボベジタリアンやビーガンにも対応した指針になっています。
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