サプリ研究の第一人者、蒲原先生の公式ブログです。

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リコピンによる神経保護作用 [2011年11月07日(月)]
神経学の専門ジャーナル(電子版)に、リコピンによる神経保護作用を示した基礎研究が報告されていました。
(Neurosci Lett. 2011 Oct 25.)



トマトには、カロテノイド系ファイトケミカルの1種であるリコピン(リコペン)が含まれています。


赤色色素のリコピンは、抗酸化作用や抗がん作用を有しており、疫学研究では、肺がんや前立腺がん、大腸がんの予防効果が示されています。





さて、今回の研究では、アミロイドβタンパク質による神経毒性作用に対して、リコピンの作用が検証されました。

(アミロイドβは、アルツハイマー病の病態に関与する異常たんぱく質の1種です。)



具体的には、ラットニューロン由来の培養細胞系において誘導されたアミロイドβによる神経毒性に対して、異なる濃度でのリコピンの作用が測定されています。


リコピンによる前処置4時間後に、アミロイドβ(25μM Aβ(25-35))の24時間刺激が行われ神経毒性の測定が測定された結果、
細胞生存率の改善やアポトーシスの減少が認められたということです。


さらに、リコピンは、アミロイドβによって生じる活性酸素の産生を抑制し、ミトコンドリア膜の脱分極を抑制する働きも示しました。


その他、リコピンによるBax、BcL-2値の回復、caspase-3活性の阻害なども見出されており、リコピンによる神経保護作用/アミロイドβによる神経毒性に対するリコピンの抑制作用でのメカニズムに関与すると考えられます。



以上のデータから、リコピンによる神経保護作用が示唆されます。



今後、アルツハイマー病に対する臨床的意義の検証が期待される分野です。



アルツハイマー病に効果が期待される機能性食品成分としては、ウコンのクルクミンが知られており、予備的な臨床研究では、アミロイドβタンパク質の蓄積抑制作用やタウタンパク質リン酸化抑制作用が報告されています。





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