週末の学会の際にお会いした先生から、一般誌(週刊誌)に、マルチビタミン摂取に関するネガティブデータが記事として掲載されており、誤解を生じているのでは、という話がありました。
その論文データは知っていましたが、一般誌がネガティブキャンペーンの記事を出していることは把握していませんでした。
元の論文は、マルチビタミンを摂った群で死亡率が高くなった、という解析データです。
ただし、これは統計上のトリックで、「因果の逆転」があります。
つまり、マルチビタミンを摂ったから死亡率が高くなったのではなく、すでに病気を持っている群が(病気の緩和目的などで)マルチビタミンを摂取したというバイアスがあります。
見出しだけでは誤解する記事であり論文ですが、これまでのデータを俯瞰的にみるとき、病気の一次予防や二次予防において、マルチビタミンやマルチミネラルは、基本のサプリメントとして推奨できます。
医療専門誌によるマルチビタミン摂取の推奨論文としては、次の2つがよく知られています。
(1)NEJM誌(1998)の論説
「Eat Right and Take a Multivitamin」
『適切な食事を摂り、マルチビタミンも利用しましょう』
(神経管欠損症予防、動脈硬化性疾患予防の意義)
(Oakely GP. NEJM. 1998 Editorial )
(2)JAMA誌(2002)の総説
「Vitamins for chronic disease prevention in adults」
『成人は、毎日、マルチビタミンサプリメントを摂取するべき』
(先進国では欠乏症は稀であるが、至適濃度を下回ることのリスクがある。)
(Fletcher.et al. JAMA. 2002 )
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