サプリ研究の第一人者、蒲原先生の公式ブログです。

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毎日10グラムの食物繊維摂取で大腸がんリスクが10%低下 [2011年11月20日(日)]
BMJに、食物繊維の摂取と大腸がんリスクとの関係についてのレビューが、イギリスのグループ(Imperial College London, St Mary's Campus)から報告されていました。
(BMJ. 2011 Nov 10;343:d6617)



今回の研究では、食物繊維および全粒穀類の摂取と、大腸がんとの関連についての前向き観察研究を対象に、システマティック・レビューおよびメタ分析が行われました。


具体的には、2010年12月までのPubMedその他のデータベースが利用され、前向きコホート研究25報が解析されています。



解析の結果、

・全食物繊維の摂取量10グラム/日に対して大腸がん(結腸直腸がん)発生リスクが10%低下(16報、RR; 0.90 (95% CI 0.86 to 0.94, I(2)=0%)、

・果物由来の食物繊維に対しては7%のリスク低下傾向(9報、RR;0.93 (0.82 to 1.05, I(2)=23%))

・野菜由来の食物繊維に対しては2%のリスク低下傾向(9報、RR; 0.98 (0.91 to 1.06, I(2)=0%))、

・豆類の食物繊維に対しては38%のリスク低下傾向(4報、RR; 0.62 (0.27 to 1.42, I(2)=58%))

・穀類の食物繊維に対しては10%のリスク低下(8報、RR; 0.90 (0.83 to 0.97, I(2)=0%))


・1日あたり3サービング(皿)の全粒穀類の摂取は、17%のリスク低下(6報、RR; 0.83 (0.78 to 0.89, I(2)=18%))

というデータが得られました。



以上のデータから、食物繊維の摂取量が多い場合、特に、穀類・全粒穀類に由来する食物繊維の摂取が多いと、大腸がん(結腸直腸がん)のリスクが低下すると考えられます。





食物繊維の摂取による大腸がん予防効果は、1980年代から知られています。


近年、その効果を見いだせなかったという報告も散見されますが、これまでのデータを俯瞰的にみるとき、食物繊維による大腸がんリスク低下効果は明らかです。


(食物繊維のような食品成分は、作用が緩徐であり、かつ、交絡因子の影響を受けやすいので、偽陰性のデータを生じうると考えられます。)


今後、食物繊維の種類や質、用量依存性などについての解析が期待されます。




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