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バージンオリーブオイルとナッツ類を含む地中海食の抗炎症作用 [2012年04月03日(火)]
薬理学の専門ジャーナル(電子版)に、地中海食の抗炎症作用を調べた研究が、スペインのグループ(University of Barcelona)から報告されていました。
(Pharmacol Res. 2012 Mar 18)




地中海食は、地中海地方の伝統食で、野菜や果物、全粒の穀類、種実類、オリーブオイルの利用が多いという特徴があります。



これまでの研究では、地中海食の遵守と、心血管疾患リスク低下との関連が示唆されていますが、作用メカニズムについてはまだ十分な検証が行われていません。



心血管疾患リスクとなる動脈硬化には、慢性炎症の病態が関与していることから、今回の研究では、地中海食による抗炎症作用が調べられています。


具体的には、PREDIMED (PREvencion con DIeta MEDiterranea)研究の一環として、

・低脂肪食投与群(対照群)、

・地中海食+バージンオリーブオイル併用群、

・地中海食+種実類(dose: 30g/day)併用群

の3群に関して、

3か月間の介入による効果が比較されました。




その結果、

血中CRPの低下、

IL-6の低下、

内皮細胞および単球での接着因子やケモカイン類の低下

が認められました。

(それぞれP<0.05)




次に、介入1年後のサブ解析では

動脈硬化ハイリスクの被験者516名が対象となり、

地中海食を構成するそれぞれの食事因子ついて、心血管リスクマーカーへの影響が調べられています。


解析の結果、

1年後の時点で、

地中海食投与群では、

血中IL-6、TNFR(tumor necrosis factor receptor)60、TNFR80が有意に低下しました。

(P<0.05)



一方、

低脂肪食投与群では、ICAM-1, TNFR60, TNFR80が有意に増加しました。

(P<0.002)




また、バージンオリーブオイルと野菜の摂取量について、三分位群の比較を行ったところ、

最高位の群では、最低位の群に比べて、

TNFR60値が有意に低値でした。

(P<0.02)





以上のデータから、地中海食は、炎症関連マーカーを低下させ(抗炎症作用を介して)、心血管リスクを低下/動脈硬化性疾患リスクを抑制することが示唆されます。










オリーブオイルは、単価不飽和脂肪酸というだけではなく、最近の研究では、エクストラヴァージン(バージン)オリーブオイルに含まれるファイトケミカル・ポリフェノールによる抗酸化作用の有効性も示されています。
http://top.dhc.co.jp/shop/food/oliveoil/index.html?sc_iid=goods_food_footer_olive1

オリーブオイルを多用する地中海食は、心臓病などの生活習慣病の予防効果を示し、抗炎症作用を有する抗炎症ダイエットであることがわかっています。







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