サプリ研究の第一人者、蒲原先生の公式ブログです。

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地中海食がメタボを抑制 [2012年05月30日(水)]
今月の栄養学の専門ジャーナル(電子版)に、地中海食を遵守するとメタボリック症候群のリスクが低下する、という研究が、フランスのグループから報告されていました。
(Nutr Metab Cardiovasc Dis. 2012 May 25.)




地中海食は、地中海地方の伝統食で、野菜や果物、全粒の穀類、種実類、オリーブオイルの利用が多いという特徴があります。



これまでの研究では、地中海食の遵守と、死亡率の低下や心血管疾患リスク低下との関連が示唆されています。


地中海食は、メタボリック症候群の予防にもなると考えられますが、前向き研究による長期データは限られています。


そこで、今回の研究では、地中海食の遵守と、メタボリック症候群リスクとの関連が検証されました。


具体的には、SU.VI.MAX研究の被験者から3,232名を対象に、

地中海食への遵守が、伝統的地中海食スコア(MDS)、改訂版地中海食スコアMED、地中海式ライフスタイル食事パターンスコア(MSDPS)等にて評価されています。


(SU.VI.MAX研究:Supplementation en Vitamines et Mineraux AntioXydantsは、抗酸化ビタミンサプリメントを投与した研究です。)



3,232名において、地中海食スコアと、6年間の追跡期間でのメタボリック症候群リスクが解析されました。



その結果、
MEDスコアの増加と、メタボリック症候群リスクの低下との間に有意な相関が見出されました(P-trend = 0.001)。


また、MDSスコアでも同様に有意な相関が示されています(P-trend = 0.03)。



MEDスコアの三分位では、
最低群に比べて、最高群では、メタボリック症候群リスクが53%低下、

MDSスコアでは50%低下
が認められました。





MEDスコアは、
ウエスト周囲径、収縮期血圧、中性脂肪値と有意な負の相関を
HDLと正の相関を
示しています。



MDSは、ウエスト周囲径と中性脂肪と有意な負の相関を示しました。



以上のデータから、
地中海食の遵守率が高いと、
メタボリック症候群リスクが低くなることが示唆されます。








オリーブオイルは、単価不飽和脂肪酸というだけではなく、最近の研究では、エクストラヴァージン(バージン)オリーブオイルに含まれるファイトケミカル・ポリフェノールによる抗酸化作用の有効性も示されています。


オリーブオイルを多用する地中海食は、心臓病などの生活習慣病の予防効果を示し、抗炎症作用を有する抗炎症ダイエットであることがわかっています。





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