サプリ研究の第一人者、蒲原先生の公式ブログです。

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ブルーベリーによる抗炎症作用 [2012年09月13日(木)]
今月の分子栄養学の専門ジャーナル(電子版)に、ブルーベリー(ビルベリー)による抗炎症作用を示した臨床研究が、フィンランドのグループ(University of Eastern Finland)から報告されていました。
(Mol Nutr Food Res. 2012 Sep 7.)



ブルーベリー(Vaccinium myrtillus)には、アントシアニン系ファイトケミカルが存在し、抗酸化作用や抗炎症作用を介した生活習慣病の予防と改善が示唆されています。


(サプリメントでは、糖度が高い食用ブルーベリーではなく、アントシアニン類の豊富な野生種のブルーベリー/ビルベリーが用いられます。)



慢性炎症は、がん、肥満、動脈硬化性疾患(心臓病や脳卒中など)の原因となる病態です。


機能性食品素材の抗炎症作用を介した予防や改善が期待されます。



さて、今回の研究では、ビルベリーによる抗炎症作用が検証されました。


具体的には、

・ビルベリー高含有食(1日あたり400グラムのフレッシュビルベリー)摂取群(n = 15)

・対照群(通常食摂取群) (n = 12)

の2群に分けて比較が行われています。


介入後、
炎症関連マーカーであるhsCRP、IL-6、IL-12、LPSは、ビルベリー投与群において低下(改善)傾向が認められたということです。



炎症スコアは、両群間において有意差が認められました(p = 0.024)。



ただし、体重や糖代謝、脂質代謝指標に変化は認められませんでした。

(なお、ビルベリー投与群の被験者3名では、OGTTでの改善が認められたということです。)




トランスクリプトーム解析では、TLRシグナル、B細胞受容体シグナル等において両群間での差が示唆されました。


その他、単球やマクロファージの機能に関係する細胞内分子においても変化が検出されています。



以上のデータから、
ブルーベリー/ビルベリーの摂取による抗炎症作用が示唆されます。



今後、臨床的意義の検証が期待される分野です。






食用のブルーベリーにもアントシアニン類は豊富に含まれます。
(アントシアニンは、植物の紫色の色素です。)

ただし、果糖やカロリーの摂取を考えると、
ブルーベリーサプリメントを毎日利用するほうが、確実であり、医学的にも合理的です。





DHCでは、ブルーベリーを製品化しています。


ブルーベリーは、目の健康維持のためのサプリメントというイメージですが、抗酸化作用や抗炎症作用を介した幅広い機能性が注目されており、目に限らず広く働きが期待される成分です。



一般に、果物には、ファイトケミカル・ポリフェノールが豊富に含まれており、それらの抗酸化作用や抗炎症作用を介した健康保持・疾病予防効果が期待されています。


一方、果物には糖質の1種である果糖(フルクトース)が含まれており、糖分の摂取が多くなることで、肥満やメタボリック症候群、糖尿病といった生活習慣病のリスクになるという議論もあります。


最近の研究では、

果糖は太りやすいわけではない

というデータも示されています。



といってもやはり、果糖の摂りすぎには注意が必要でしょう。



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