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低炭水化物(糖質制限)食と地中海食は低脂肪食よりも有効 [2012年10月26日(金)]
今月の臨床医学誌に、減量後のリバウンド予防に対して、低炭水化物食(糖質制限食)と地中海食が、低脂肪食よりも有効であるとする臨床研究が報告されていました。
(N Engl J Med. 2012 Oct 4;367(14):1373-4.)



近年、肥満の予防や改善、2型糖尿病における血糖コントロールに対して、

従来の標準治療である低脂肪食低カロリー食よりも、

低炭水化物食(ローカーボ、糖質制限食)の有用性が示されており、

一定のエビデンスを持つ食事療法の選択肢として認識されています。




今回の研究は、2008年にNEJMに報告されたランダム化比較試験(DIRECT試験)の4年間の追跡研究です。



まず、DIRECT試験とは、低脂肪食、低炭水化物食、地中海食の3群を比較した研究です。



具体的には、40〜65歳の322名が次の3群に分けて、2年間の介入が行われました。

・低脂肪食群:エネルギー量(男性1,800kcal、女性1,500kcal)、脂肪エネルギー比は30%以下。

・地中海食群:エネルギー量(男性1,800kcal、女性1,500kcal)、脂肪エネルギー比は35%以下、地中海食としてオリーブオイル、魚類、種実類の摂取推奨。

・低炭水化物食群:摂取エネルギー制限はなく、糖質を120g/日以下に。



322名のうち272名が2年間の介入を完了し、続いて259名がフォローアップ試験に参加しました。



追跡の結果、67%が介入の食事療法を継続し、11%は別の食事療法、22%は食事療法から脱落していました。


追跡期間の4年の間での体重の再増加は、

低脂肪食群では2.7kg、

地中海食群では1.4kg、

低炭水化物食群では4.1kg

でした。




ITT解析の結果、

介入試験開始から6年後の時点で、

全期間(6年間)を通じての体重減少量は、

低脂肪食群では0.6kg、

地中海食群では3.1kg、

低炭水化物食群では1.7kg

でした。

(↓ 3群の体重の変化)






低脂肪食群には有意差はなく、地中海食群と低炭水化物食群では有意差が認められています。




また、LDL/HDL比では、低炭水化物食(糖質制限食)において有意な改善が見出されています。


TGでは、地中海食群と低炭水化物食(糖質制限食)群において、有意な改善が示されました。




以上、6年間の介入/追跡研究によるデータから、

地中海食群と低炭水化物食(糖質制限食)群は、

従来の低脂肪食群よりも、

肥満の減量に有用であり、

リバウンド予防効果も優れているということが示唆されます。





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