サプリ研究の第一人者、蒲原先生の公式ブログです。

2019年11月  >
1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30
カテゴリアーカイブ
最新記事
コーヒーの摂取による口腔咽頭がんリスク低下作用 [2012年12月14日(金)]
今月の疫学研究の専門ジャーナル(電子版)に、コーヒーやお茶の摂取と、口腔咽頭がんリスクとの関連を調べた調査が、米国のグループから報告されていました。
(Am J Epidemiol. 2012 Dec 9)




今回の研究では、

カフェイン入りコーヒー、カフェイン抜きのコーヒー、お茶の摂取と、

致死的な口腔がん/咽頭がんリスクとの関連が検証されました。


(1982年から開始された、Cancer Prevention Study IIという米国での前向きコホート研究の一環です。)



具体的には、

試験登録時にがんの既往がない968,432名の男女が対象となり、

26年間の追跡期間中、868名の口腔咽頭がんによる死亡が確認されました。




多変量解析の結果、

1日あたり4杯以上のカフェイン入りコーヒーの摂取は、

コーヒーの非摂取群と比べて、

致死的な口腔咽頭がんリスクが49%低下していたということです。

(RR = 0.51, 95% CI: 0.40, 0.64)

(1 cup/day = 237 ml)



1日あたり1杯ごとに、リスクとの用量依存性も示されています。

(P(trend) < 0.001)




この相関は、性別や喫煙、飲酒といった交絡因子とは独立していました。



また、カフェイン抜きのコーヒーについては、1日2杯以上の摂取によって、負の相関が示唆されています。

(RR= 0.61, 95% CI: 0.37, 1.01).



なお、お茶の摂取と、口腔咽頭がんリスク低下との関連は見出されていません。




以上のデータから、

カフェイン入りコーヒーの摂取による致死的な口腔咽頭がんリスク低下との関連が示唆されます。





これまでの疫学研究によって、コーヒーの摂取による生活習慣病リスクの低下が知られています。


例えば、コーヒーの摂取による2型糖尿病リスク低下、脳卒中リスク低下、うつ病リスク低下、肝がんリスク低下、認知機能の低下抑制などがあります。


また、コーヒーやお茶などカフェイン含有飲料の摂取と、2型糖尿病リスクの低下との相関を示した研究も知られています。


コーヒーにはファイトケミカルの1種であるクロロゲン酸が含まれており、抗酸化作用を介した生活習慣病予防効果が示唆されています。


(カフェイン以外のコーヒーの主要な成分として、フェルラ酸(ferulic acid)、カフェ酸(caffeic acid,)、クロロゲン酸( chlorogenic acid)が知られており、いずれも抗酸化作用を示します。これらの中ではクロロゲン酸が比較的多く存在します。)




------------------------------------------------------------------
医療機関専用サプリメント【DHC FOR MEDIC】(DHCフォーメディック)

医療関係者のための健康食品情報サイト【DHCサプリメント研究所】

【健康食品FAQ】

【DHCの研究開発】
------------------------------------------------------------------

posted at 23:55 | この記事のURL
この記事のURL
http://www.dhcblog.com/kamohara/archive/2400
プロフィール


医学博士 蒲原聖可
自己紹介
ブログ
リンク集

http://www.dhcblog.com/kamohara/index1_0.rdf
ログイン
Mypagetopに戻る