サプリ研究の第一人者、蒲原先生の公式ブログです。

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ビタミンDが低いと昼間に眠くなる [2012年12月31日(月)]
今月の臨床睡眠研究の専門ジャーナルに、血中ビタミンD値の低値と日中の眠気との相関を示した研究が、米国のグループ(Louisiana State University)から報告されていました。
(J Clin Sleep Med. 2012 Dec 15;8(6):693-7)




今回の研究では、

(1)血中ビタミンD値と日中の過剰な眠気(excessive daytime sleepiness;EDS)との関連、

(2)人種差の2点について、検証が行われています。



具体的には、

睡眠障害および非特異的疼痛を訴える患者81名を対象に、

血中ビタミンD値と睡眠状態が測定されました。




ビタミンD値が20 ng/mL未満をビタミンD欠乏、

エプワース眠気尺度スコア(ESSs)が10以上を日中の過剰な眠気、

と診断しています。



解析の結果、

まず、ビタミンD欠乏のない被験者(25OHD ≥ 20 ng/mL)では、

ESSsは、ビタミンD値と有意な負の相関を認めました。

(r = 0.45, p < 0.05)



このグループの黒人患者は6%であり、コホート全体の35%と比べて少なくなっています。


ESSsは、黒人患者ではビタミンD値と相関していたのに対して、白人の被験者では相関は見出されていません。


(ビタミンD欠乏になりやすい)黒人患者では、

ビタミンD欠乏を有する患者での平均ESSsスコアは高く、

ビタミンD値は有意に低いという関係が示されました。




以上のデータから、

睡眠障害、日中の過剰な眠気と、

血中ビタミンD欠乏との関連が示唆されます。




今後、作用メカニズムの解明や介入試験による臨床的意義の検証が期待される分野です。







近年、ビタミンDの機能性として、免疫調節作用や抗がん作用、インフルエンザ予防作用なども見出されてきました。



日本からの報告では、

ビタミンDサプリメントのインフルエンザ予防効果


が知られています。


また、さまざまな生活習慣病では、血中ビタミンD値が低いことが知られており、健康保持や疾病予防のために、ビタミンDサプリメントの摂取が推奨されます。


(欠乏症の予防ということでは通常の食事からでも補えますが、疾病予防という目的では、1日あたり1,000〜2,000
IUの摂取が必要であり、サプリメントを利用することになります。)



今日では、ビタミンD欠乏症の典型例のような疾患は少ない一方、血中ビタミンDの低値が広く認められることから、生活習慣病の予防やアンチエイジングを目的としたビタミンDサプリメントの利用が推奨されます。


日本人の間でも、ビタミンDの潜在的不足/欠乏が顕著になっています。


たとえば、
日本人妊婦の90%がビタミンD不足


血中ビタミンD値が高いと大腸腺腫リスクが低い

というデータがあります。



DHCでは、ビタミンD3サプリメントを製品化しています。


ビタミンDサプリメントに対する効果には個人差がありますが、
臨床的には、ビタミンDサプリメントを1,000IU/日の用量で投与すると、血中25ヒドロキシビタミンD値が10ng/ml増加する、
という報告もあります。

マルチビタミンのビタミンDはRDAのための設定ですので、別途、ビタミンDサプリメントの利用となります。






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医療関係者のための健康食品情報サイト【DHCサプリメント研究所】

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