生殖医学の専門ジャーナルに、ピクノジェノールによる更年期障害改善作用を示した臨床研究が、石川県の恵寿総合病院(Keiju Medical Center)のグループから報告されていました。
(
J Reprod Med. 2013 Jan-Feb;58(1-2):39-46.)
ピクノジェノールは、フランス海岸松に由来する機能性食品素材で、フラボノイド類が主成分です。
フラボノイド類による抗炎症作用や抗酸化作用を介した効果が示されており、生活習慣病の予防からアンチエイジング医学まで、広く利用されています。
さて、今回の研究では、ピクノジェノールによる更年期障害関連症状への影響が調べられています。
具体的には、二重盲検偽薬対照試験として、
更年期の女性170名を対象に
1日あたり60mg(分2)のピクノジェノール
あるいは
偽薬が3ヶ月間投与されました。
更年期関連症状に関する指標として、
Women's Health Questionnaire (WHQ) およびKupperman indexが調べられ、
性ホルモンの値も測定されました。
被験者7名が脱落しています。
(更年期症状に対する他の試験と同様に、本試験でも)プラセボ効果が認められました。
投与前に比べて、
ピクノジェノール投与群ではほとんどの項目で有意な改善が認められています(p < 0.05)。
(formication sensation とabnormal perceptions以外の全項目で改善)
特に、血管運動性症状や不眠/睡眠障害に対して効果的であったということです。
(4週間後および12週間後に、偽薬群に比べて有意に改善。)
Kupperman's indexの重症度スコアは、偽薬群に比べて、12週間以降の時点で、実薬群において有意な改善を認めています。
(偽薬群では-39%であったのに対して、実薬群では-56%)
また、症状スコアは、4週以降の時点で、偽薬に比べて、有意な改善を示していました。
以上のデータから、
(欧米の臨床試験での用量と比べると比較的)低用量のピクノジェノール投与による更年期関連症状の有意な改善効果が示唆されます。
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いつもブログ読ませていただいています。
なかなか理解が難しい内容のものもあって、何度読んでもわからない時もありますが(^^;
ピクノジェノール、よさそうですね。
更年期世代なのでとても気になる記事でした。