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ニンニクや緑茶の摂取が多いと肺がんリスクが低い [2013年08月19日(月)]
ニンニクや緑茶の摂取と、肺がんリスクとの関連を調べた疫学研究が、中国のグループ(Nanjing Medical University)から報告されていました。
(Zhonghua Liu Xing Bing Xue Za Zhi. 2013;34:114-9.)



ニンニクは、抗凝固作用があり、脳梗塞など動脈硬化性閉塞性疾患のリスクを低下させると考えられます。


機能性食品分野の研究では、ニンニク抽出物による脂質異常症改善作用や高血圧改善作用が知られており、サプリメントとして広く利用されています。



緑茶には、ポリフェノールの1種である緑茶カテキンが含まれており、抗酸化作用による生活習慣病予防効果の他、抗肥満作用が注目を集めています。


(緑茶由来のテアニンもサプリメントとして用いられています。)



さて、今回の研究では、緑茶やニンニクの摂取と、肺がんリスクとの関係が調べられました。



具体的には、

江蘇省における症例対照研究として、

生活習慣、食生活、環境因子などの要因が面接方式によって集められています。



解析の結果、

緑茶の摂取、ニンニクの摂取はいずれも、

肺がんリスクと負の相関が認められたということです。




肺がんのリスクは、

緑茶摂取によって、

22%リスク低下
(OR: 0.78, 95%CI: 0.65 - 0.95)


ニンニク摂取によって、

21%のリスク低下が認められました。
(0.79, 95%CI: 0.66 - 0.95)




また、両者の併用では、

31%のリスク低下が認められています。
(0.69, 95%CI: 0.53 - 0.89)





なお、肺がんリスクに関与する交絡因子として、

喫煙、高温で調理した揚げ物や調理油の摂取が知られています。



(緑茶カテキンやニンニクのファイトケミカル類が、これらによる発がんを直接的に抑制するのかもしれません。)




以上のデータから、

ニンニクや緑茶の摂取による肺がんリスク抑制作用が示唆されます。




今後、介入試験によるバイオマーカーへの影響など、臨床的意義の検証が期待される分野です。



DHCでは、ニンニクや緑茶の機能性食品成分を含むサプリメントを製品化しています。


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