サプリ研究の第一人者、蒲原先生の公式ブログです。

2019年10月  >
1 2 3 4 5
6 7 8 9 10 11 12
13 14 15 16 17 18 19
20 21 22 23 24 25 26
27 28 29 30 31
カテゴリアーカイブ
最新記事
グルコサミンによる寿命延長効果 [2014年04月18日(金)]
グルコサミン投与による寿命延長作用を示した基礎研究が、ドイツとスイスのグループから報告されていました。
(Nat Commun. 2014 Apr 8;5:3563.)




グルコサミンは、アミノ糖の1種であり、変形性膝関節症(膝OA)に対する機能性食品として広く用いられています。



膝OAに対するグルコサミンの作用メカニズムとして、

何らかの細胞内シグナル伝達機構に働き、関節軟骨の修復や炎症の改善をもたらすと考えられています。


(つまり、経口摂取したグルコサミンが、そのまま、軟骨成分として利用されるわけではありません。

なお、グルコサミンによる抗炎症作用は知られています。)




また、疼痛軽減の有無とは無関係に、グルコサミン投与によって、人工膝関節置換術実施率の低下(改善)という臨床研究も示されています。





さて、今回の研究では、

線虫モデルにおいて、

グルコサミンによる糖代謝への作用および寿命への効果が検証されました。



グルコサミンは、

解糖系で作用する酵素PFK1を阻害することによって、解糖系を抑制することが知られています。

(がん細胞での解糖系を抑制することで、がん細胞増殖抑制といった応用が考えられます。)




線虫(C. elegans)に対するグルコサミン投与によって、

糖代謝抑制による寿命延長、

AMPK/AAK-2活性化、ミトコンドリア生合成の亢進が認められたということです。





ミトホルミーシス(ミトコンドリアホルミシス、ミトコンドリアへの適度なストレスの結果として生じる防御機構の亢進による効果)の概念に一致して、


グルコサミン投与により、aat-1遺伝子発現増加からミトコンドリアにおける活性酸素種の増大が示されました。




ミトコンドリアでのROS形成抑制あるいはaat-1遺伝子発現亢進の抑制により、

グルコサミン投与による線虫での寿命延長作用が喪失し、

この作用は、NRF2/SKN-1依存的であることも見出されています。




先行研究での報告(C57BL/6 マウスでのカロリー制限時のミトコンドリア生合成誘導、血糖値低下、アミノ酸輸送体発現亢進)とあわせると、

グルコサミンは、カロリー制限時の体内での変化と類似したメカニズムにより、つまり、
カロリー制限や糖質制限時の変化を介して、寿命延長効果をもたらすと考えられます。





今後、アンチエイジングの分野において、グルコサミンの臨床的意義の検証が期待されます。






DHCでは、関節機能訴求に関連したサプリメントとして、次の製品を扱っています。




パワーグルコサミン



極らくらく



らくらく(グルコサミン、コンドロイチン、II型コラーゲン、CBP、MSM(メチルスルフォニルメタン)、コラーゲンペプチド、ヒドロキシチロソール)



グルコサミン



コンドロイチン



グルコサミン&コンドロイチン



II型コラーゲン+プロテオグリカン




グルコサミンは、変形性膝関節症などの関節疾患に広く利用されているサプリメントです。



作用メカニズムとして、アミノ糖であるグルコサミンが関節軟骨の成分であることから、構成成分を経口摂取することによる直接的な修復機構が想定されていました。



一方、最近の研究では、グルコサミンやコンドロイチンは、情報伝達機構における調節因子であることが示されており、変形性膝関節症に対する改善効果のメカニズムとして、構成成分自体を直接摂取する作用というよりは、シグナル伝達物質を摂取することによる作用が考えられています。



膝OAなどの変形性関節症に対して、
サプリメントでは、グルコサミンやコンドロイチンが最もエビデンスが豊富であり、欧州の学術団体EULARではグレードAの推奨になっています。
(一方、ACRではGAIT1のみを解析対象としたため、偽陰性データのバイアスによってネガティブになっています。)





------------------------------------------------------------------

医療関係者のための健康食品情報サイト【DHCサプリメント研究所】


業界最大手の責任として――ここまでやるのが、DHC品質


【DHC健康食品相談室】


【DHCの研究開発】


医療機関専用サプリメント【DHC FOR MEDIC】(DHCフォーメディック)


【健康食品FAQ】


DHCが第1位@利用している(利用したい)メーカー(経産省の調査)

------------------------------------------------------------------

posted at 23:54 | この記事のURL
この記事のURL
http://www.dhcblog.com/kamohara/archive/2890
プロフィール


医学博士 蒲原聖可
自己紹介
ブログ
リンク集

http://www.dhcblog.com/kamohara/index1_0.rdf
ログイン
Mypagetopに戻る