サプリ研究の第一人者、蒲原先生の公式ブログです。

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グルコサミン・コンドロイチン利用者は炎症マーカーが低い [2014年05月09日(金)]
補完代替医療研究の専門ジャーナル(電子版)に、グルコサミン、コンドロイチンサプリメントの利用と、全身性炎症マーカーとの関連を調べた研究が、米国のグループから報告されていました。
(J Altern Complement Med. 2014 Apr 16.)



グルコサミンは、アミノ糖の1種であり、変形性膝関節症(膝OA)に対する機能性食品として広く用いられています。



膝OAに対するグルコサミンの作用メカニズムとして、

何らかの細胞内シグナル伝達機構に働き、関節軟骨の修復や炎症の改善をもたらすと考えられています。

(つまり、経口摂取したグルコサミンが、そのまま、軟骨成分として利用されるわけではありません。
なお、グルコサミンによる抗炎症作用は知られています。)


また、疼痛軽減の有無とは無関係に、グルコサミン投与によって、人工膝関節置換術実施率の低下(改善)という臨床研究も示されています。



さて、今回の研究では、

グルコサミンとコンドロイチンサプリメントの利用と、炎症マカ―との関連が調べられました。


背景として、

これまでの基礎研究において、グルコサミンやコンドロイチンによる抗炎症作用が示されており、

今回はヒトにおけるデータが検証されました。



具体的には、

シアトル地域に在住の50−75歳の男女217名を対象に、

グルコサミンとコンドロイチンのサプリメント利用について、面接調査が行われ、

全身性の炎症マーカーが測定されました。

(VITamins and Lifestyle (VITAL) バイオマーカー研究の一環です。)


(測定されたマーカーは、

hsCRP、IL-1β, IL-6, IL-8, TNF-α, soluble TNF receptors I and II, urinary prostaglandin E2-metabolite (PGE-M)

です。)


解析の結果、


まず、

コンドロイチンサプリメントの高頻度利用者(1週間あたり14錠以上)では、


非利用者に比べて、

hsCRPが36%低く、

PGE-Mが27%低いことがわかりました。



次に、

グルコサミンサプリメントの高頻度利用者は、

非利用者に比べて、

hsCRP値が28%低く、

PGE-M値が24%低いことが見出されました。


その他の炎症マーカーでは有意差は示されていません。



以上のデータから、

グルコサミンやコンドロイチンの利用者では、

炎症マーカーが低値であり、

抗炎症作用による効果が期待されます。



今後、臨床的意義の検証が期待される分野です。






グルコサミンに関する基礎研究では、抗炎症作用が示されています。

例えば、

グルコサミン由来成分の抗炎症作用


グルコサミンはNF-κBを抑制し抗炎症作用を示す






DHCでは、関節機能訴求に関連したサプリメントとして、次の製品を扱っています。




パワーグルコサミン



極らくらく



らくらく(グルコサミン、コンドロイチン、II型コラーゲン、CBP、MSM(メチルスルフォニルメタン)、コラーゲンペプチド、ヒドロキシチロソール)



グルコサミン



コンドロイチン



グルコサミン&コンドロイチン



II型コラーゲン+プロテオグリカン




グルコサミンは、変形性膝関節症などの関節疾患に広く利用されているサプリメントです。



作用メカニズムとして、アミノ糖であるグルコサミンが関節軟骨の成分であることから、構成成分を経口摂取することによる直接的な修復機構が想定されていました。



一方、最近の研究では、グルコサミンやコンドロイチンは、情報伝達機構における調節因子であることが示されており、変形性膝関節症に対する改善効果のメカニズムとして、構成成分自体を直接摂取する作用というよりは、シグナル伝達物質を摂取することによる作用が考えられています。



膝OAなどの変形性関節症に対して、
サプリメントでは、グルコサミンやコンドロイチンが最もエビデンスが豊富であり、欧州の学術団体EULARではグレードAの推奨になっています。
(一方、ACRではGAIT1のみを解析対象としたため、偽陰性データのバイアスによってネガティブになっています。)



グルコサミンおよびコンドロイチンは、変形性膝関節症の症状改善や将来の人工膝関節置換術リスク低下効果が示されているサプリメントです。




最近の研究では、次の報告があります。


グルコサミン・コンドロイチンの関節裂隙狭小化抑制効果




グルコサミン・コンドロイチンによる関節軟骨保護作用@膝関節症




グルコサミンはNF-κBを抑制し抗炎症作用を示す





グルコサミンは、変形性膝関節症などの関節疾患に広く利用されているサプリメントです。



従来、作用メカニズムとして、アミノ糖であるグルコサミンが関節軟骨の成分であることから、構成成分を経口摂取することによる直接的な修復機構が想定されていました。



一方、最近の研究では、グルコサミンやコンドロイチンは、情報伝達機構における調節因子であることが示されており、変形性膝関節症に対する改善効果のメカニズムとして、構成成分自体を直接摂取する作用というよりは、シグナル伝達物質を摂取することによる作用が考えられています。




変形性関節症(OA)には、膝OAの他に腰OAもあります。

臨床研究では、グルコサミンによる膝OAの効果は明確に示されています。

一方、腰OAは、評価指標の設定が容易ではなく、あまりいいエビデンスは示されていません。(エビデンスがないことは、効果がないこととは別なので、今後、適切な評価指標による研究が行われるかもしれません。)

膝OAや腰OA以外には、手の関節に関する問題もありますが、
手の関節の場合には、関節リウマチであれば標準治療が原則であり、抗炎症作用を有するサプリメントが補完療法として用いられることがあります。
関節リウマチの診断基準を満たさない手の関節の炎症や疼痛に対しても、遺伝的素因が大きく、グルコサミンの適応にはならないと思います。

(anecdotalな適応では、グルコサミンの摂取で痛風が改善した、というケースが米国ではよく聞かれます。)








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