出版社から、海外での翻訳出版についての許諾に関する書類が届きました。
以前、取材を受けたムック本『1日3杯が効くコーヒーダイエット』2014年5月10日号
(主婦の友社 生活シリーズ)が、台湾にて翻訳出版されるということです。
これまでも拙著や監修した書籍が中国や台湾で翻訳されており、今回で5冊目になると思います。
さて、本日の私的なお勉強日記です。
婦人科学の専門ジャーナル(電子版)に、大豆イソフラボンによる更年期関連症状のほてりに対する効果を検証したレビューが、米国のグループから報告されていました。
(
Maturitas. 2014 May 28.)
大豆など植物性食品の一部には、女性ホルモン様作用を有するファイトケミカルの1種、イソフラボン類が豊富に含まれており、女性特有の病気に対する予防や改善作用などの機能性が知られています。
また、抗酸化作用や抗炎症作用を介した機能性から、生活習慣病のリスク低下作用が注目されています。
そこで、今回のレビューでは、
更年期の女性に認められる症状について、イソフラボンとアミノ酸の作用が検証されました。
(ほてりと、もうひとつの症状に対する効果を調べています。)
具体的には、
2004年から2011年7月の間に、主要医学データベースに報告された研究から、
17報が抽出されました。
(これらの研究では、
更年期のほてりと、もうひとつの症状(気分や感情、睡眠、認知機能など)に対する
イソフラボンとアミノ酸の効果が調べられています。)
解析の結果、
まず、
大豆イソフラボン投与の5試験のうち、2報(6グラムの大豆胚芽抽出物と、25gの大豆たんぱく質)では、ほてりの有意な減少(改善)が認められました。
(その他の症状には有意な変化はありません。)
他のイソフラボンを投与した7試験では、
6試験において、ほてりの有意な改善が認められています。
また、
レッドクローバー(80mg)では、
気分症状の改善、
Kupperman Indexが20を超える女性において、
Rexflavone (350mg, Sophorae fructus extract)では、
睡眠障害の有意な改善が見出されています。
2報(イソフラボン末90mg、レッドクローバー80mg)では、
疼痛の有意な低下も示されました。
レッドクローバー(80mg)の1報では、
ほてり、気分障害、疼痛、認知関連指標での改善が見出されました。
アミノ酸には、有意な変化は示されていません。
エクオール(30mg/日)サプリメントは、エクオール非産生の女性において、
気分障害の有意な改善を示しています。
その他、
コウボク末(magnolia bark)投与でも、
ほてり、気分障害、睡眠障害の改善が認められました。
以上のデータから、
大豆やレッドクローバーなどに由来するイソフラボンの投与は、
更年期関連症状の提言に有用であることが示唆されます。
DHCでは、
大豆イソフラボン、
プエラリアミリフィカといったサプリメント、レッドクローバーを含む女性向けの
複合サプリメントなどを製品化しています。
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