サプリ研究の第一人者、蒲原先生の公式ブログです。

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ダークチョコレートで歩行距離が改善 [2014年07月07日(月)]
今月の循環器学の専門ジャーナルに、末梢動脈疾患の患者において、ダークチョコレートによる歩行距離の改善効果を示した臨床研究が、イタリアのグループ(Sapienza University of Rome)から報告されていました。
(J Am Heart Assoc. 2014 Jul 2;3(4).)




ココアやチョコレートには、カカオポリフェノールが含まれており、ポリフェノールの抗酸化作用を介した機能性が注目されています。




これまでの疫学研究や臨床試験では、高血圧症の改善、心血管疾患(動脈硬化性疾患)リスクの低減、抗がん作用などが報告されています。




チョコレートポリフェノールは、

血管内皮機能の障害に関与する酸化ストレスに対して、

NADPH オキシダーゼのサブユニットであるNOX-2をダウンレギュレーションする働きを介して、

抗酸化作用を示します。


(NADPH オキシダーゼは、細胞質から電子を取り込み、リソソーム内のO2に電子を渡て、酸化ストレスとなるスーパーオキサイドを産生します。)



今回の研究では、

ダークチョコレートの抗酸化作用によって、

末梢動脈疾患患者(PAD)の歩行距離への作用が検証されました。




具体的には、

一重盲検クロスオーバー法にて、


PAD患者20名(男性14名、女性6名、平均年齢69歳)を対象に、

ダークチョコレート40グラム(85%以上のカカオ)、

あるいは

ミルクチョコレート40グラム(35%未満のカカオ)


を投与し、


血管内皮機能(FMD)、血中酸化ストレスマーカー(血中イソプロスタン)、NOx、血中NOX2活性、最大歩行距離(MWD)、最大歩行時間(MWT)が、

投与前と、2時間後で測定されました。



解析の結果、


ダークチョコレート摂取によって、

最大歩行距離(MWD)の有意な増加(改善)、
(+11%; P<0.001),

最大歩行時間(MWT) の有意な増加(改善)、
(+15%; P<0.001),

血中NOx値の有意な増加
(+57%; P<0.001)


血中イソプロスタン類およびsNOX2-dpの有意な低下(改善)

が認められました。



一方、これらの変化は、

ミルクチョコレート投与群では見出されませんでした。



また、

血中エピカテキンとその代謝物は、ダークチョコレート投与後において有意に増加しました。





多変量解析の結果、

最大歩行距離の変化は、

最大歩行時間の変化と相関していました。



その他、
in vitro系での検証では、


ポリフェノール類によるNOの有意な増加、E-セレクチンとVCAM1の有意な減少も見出されています。



以上のデータから、

末梢動脈疾患患者において、

ダークチョコレートポリフェノールによる抗酸化作用を介した症状改善作用が示唆されます。







チョコレートの機能性について、次のような研究が知られています。



ダークチョコレートによる脂質代謝改善作用@隠れ肥満女性



病棟でのチョコレートの生存期間



チョコレートの摂取と脳卒中リスクの低下:前向き研究とメタ解析



ダークチョコレートによる血管内皮機能改善作用



小児の血圧とダークチョコレート



ココアによる抗炎症作用@肥満症




健康増進・疾病予防という目的では、カカオの含有量が多いダークチョコレートの摂取がポイントです。

また、ココアパウダーを用いたココア飲料では、糖分の過剰摂取に注意が必要です。


チョコレートポリフェノール/フラボノイドによる高血圧改善効果は、メタ解析でも示されています。




DHCでは、
「おいしい食品カテゴリ」で、チョコレート製品を取り扱っています。






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