サプリ研究の第一人者、蒲原先生の公式ブログです。

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還元型CoQ10による抗酸化作用 [2014年07月08日(火)]
今月の研究ジャーナルに、還元型コエンザイムQ10(CoQ10)による抗酸化作用を示した臨床研究が報告されていました。
(BMC Res Notes. 2014 Jul 4;7(1):427.)




コエンザイムQ10には、酸化型(=ユビキノン,ubiquinone)と還元型(=ユビキノール,ubiquinol)があります。



還元型CoQ10のほうが、酸化型CoQ10よりも体内で利用されやすいと考えられます。
(酸化型CoQ10は、体内に吸収された後、いったん還元されてから、利用されます。)




還元型CoQ10は、脂質やたんぱく質、核酸DNAにおいて抗酸化作用を示すことが知られています。


血中γ-GGT活性は、心血管疾患リスクと相関します。



今回の研究では、

コエンザイムQ10と、心血管リスクマーカーとしてのGGTとの関連が検証されました。



具体的には、次に2つの研究が行われています。


まず、

横断研究(コホート1)として

健常者416名(19歳から62歳)を対象に、

コエンザイムQ10の状態と、血中GGT活性との関連が調べられました。



次に、

コホート2として、

健常者男性53名(21歳から48歳)を対象に、

1日あたり150mgの還元型コエンザイムQ10を14日間投与し、

血中GGT活性およびGGT1遺伝子発現への影響が調べられました。




解析の結果、

コホート1では、

血中CoQ10と、GGT活性との間に相関が認められました。



コホート2の結果、

還元型CoQ10の投与によって、

血中GGT活性の有意な低下(改善)、
(p < 0.001)

GGT1mRNA発現の有意な減少が見いだされました。


このとき、ASTなど肝機能関連指標には有意な変化は示されていません。



以上のデータから、

血中コエンザイムQ10はGGT活性と相関し、

還元型CoQ10サプリメントの投与により血中GGT活性が低下することが示唆されます。



今後、還元型CoQ10サプリメントによる心血管疾患リスクに対する臨床的意義の検証が期待されます。

(なお、すでに日本の研究で、重症心不全患者に対して、還元型CoQ10サプリメントによる症状改善効果が報告されています。)





コエンザイムQ10に関するこれまでの研究の多くは、酸化型(=ユビキノン,ubiquinone)を用いています。


したがって、一般的には、生活習慣病の予防やアンチエイジング目的に関して、酸化型CoQ10のユビキノンの摂取で十分な効果が期待できます。


一方、特定の疾患に対して用いる場合、あるいは、体内の生理機能が低下している高齢者の場合には、還元型CoQ10の利用が推奨されます。





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