拙稿の掲載誌が届きました。
『グルコサミン研究10』(グルコサミン研究会、2014年7月31日発行)
です。
拙稿は、
昨年のグルコサミン研究会 第8回研修会での講演録になります。
グルコサミンのRCTおよびメタ解析について、
GAIT1などのバイアスを説明しました。
グルコサミンは、変形性膝関節症などの関節疾患に広く利用されているサプリメントです。
作用メカニズムとして、アミノ糖であるグルコサミンが関節軟骨の成分であることから、構成成分を経口摂取することによる直接的な修復機構が想定されていました。
一方、最近の研究では、グルコサミンやコンドロイチンは、情報伝達機構における調節因子であることが示されており、変形性膝関節症に対する改善効果のメカニズムとして、構成成分自体を直接摂取する作用というよりは、シグナル伝達物質を摂取することによる作用が考えられています。
膝OAなどの変形性関節症に対して、
サプリメントでは、
グルコサミンやコンドロイチンが最もエビデンスが豊富であり、欧州の学術団体EULARではグレードAの推奨になっています。
(一方、ACRではGAIT1のみを解析対象としたため、偽陰性データのバイアスによってネガティブになっています。)
グルコサミンおよびコンドロイチンは、変形性膝関節症の症状改善や将来の人工膝関節置換術リスク低下効果が示されているサプリメントです。
最近の研究では、次の報告があります。
グルコサミン・コンドロイチンの関節裂隙狭小化抑制効果
グルコサミン・コンドロイチンによる関節軟骨保護作用@膝関節症
グルコサミンはNF-κBを抑制し抗炎症作用を示す
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