臨床薬理学の専門ジャーナル(電子版)に、大豆イソフラボンによる更年期障害のほてりに対する作用を検証したレビューが報告されていました。
(
Br J Clin Pharmacol. 2014 Oct 15.)
大豆など植物性食品の一部には、女性ホルモン様作用を有するファイトケミカルの1種、イソフラボン類が豊富に含まれており、女性特有の病気に対する予防や改善作用などの機能性が知られています。
また、抗酸化作用や抗炎症作用を介した機能性から、生活習慣病のリスク低下作用が注目されています。
さて、今回の研究では、
大豆イソフラボン類による更年期のほてりに対する有効性について、定量的な検証が行われました。
具体的には、主要医学データベースから、
大豆イソフラボンと偽薬を用いたRCT(ランダム化比較試験)による更年期関連症状としてのほてりに対する研究が抽出され、効果の定量化が行われました。
55報、16研究、1,710名のデータが対象となり、
大豆摂取とほてりへの作用の時間経過(効果のタイムコース)が見いだされました。
プラセボ効果を除いた、大豆イソフラボンによるほてりに対する減少(改善)効果は、
最大25.2%でした。
これは、女性ホルモンエストラジオールの効果の57%に相当しました。
ただし、
大豆イソフラボンは、最大効果の半分に達するためには13.4週間の投与期間が必要であり、
エストラジオールの3.09週間比べて、作用の発現が緩徐であることが見いだされました。
以上のデータから、
大豆イソフラボンによる更年期関連症状のほてりに対しては、
12週間以上の投与が必要であり、
最大効果の80%に達するには、48週間を要する、
と考察されています。
DHCでは、
大豆イソフラボン、
プエラリアミリフィカといったサプリメント、レッドクローバーを含む女性向けの
複合サプリメントなどを製品化しています。
------------------------------------------------------------------
医療関係者のための健康食品情報サイト【DHCサプリメント研究所】
業界最大手の責任として――ここまでやるのが、DHC品質
【DHC健康食品相談室】
【DHCの研究開発】
【健康食品FAQ】
DHCが第1位@利用している(利用したい)メーカー(経産省の調査)
------------------------------------------------------------------