サプリ研究の第一人者、蒲原先生の公式ブログです。

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コーヒーと茶飲料によるメタボリック症候群リスク低下 [2014年11月17日(月)]
今月の栄養学の専門ジャーナル(電子版)に、コーヒーや茶飲料の摂取と、メタボリック症候群リスクとの関連を調べた調査研究が、イタリアのグループ(University of Catania)から報告されていました。
(Eur J Nutr. 2014 Nov 4.)



これまでの多くの研究において、

コーヒーや緑茶、紅茶の摂取による健康維持・生活習慣病予防効果が示されています。


コーヒーに含まれるポリフェノールの1種、クロロゲン酸の抗酸化作用、緑茶カテキンなどの作用を介した効果と考えられています。




今回の研究では、

コーヒーと茶飲料の摂取と、メタボリック症候群リスクとの関連が検証されました。



具体的には、

東欧で行われた横断研究の一環として、

ポーランドの成人8,821名(女性51.4 %)を対象に調べられています。



解析の結果、


1日あたり3杯以上のコーヒーや茶飲料を摂取している群は、

女性が多く、若年であり、中東から高等教育以上の教育と職業背景があり、エネルギー摂取量が大きいという因子と相関していました。




また、コーヒーの高摂取群では、

1日あたり1杯未満の群に比べて、

BMIやウエスト周囲径が低く、

収縮期血圧、拡張期血圧、TGも低く、

HDL値は高いという相関が見出されています。




茶飲料の高摂取群では、

BMIやウエスト周囲径が低いことが見出されましたが、

拡張期血圧は、低摂取群より高値でした。




交絡因子で補正後、

コーヒーと茶飲料の摂取は、

メタボリック症候群リスクと有意な負の相関が認められたということです。
(OR 0.75, 95 % CI 0.66, 0.86 and OR 0.79, 95 % CI 0.67, 0.92, respectively)



メタボリック症候群の要素のうち、

コーヒーの高摂取と有意に負の相関を示したのは、

ウエスト周囲径、

高血圧、

TGでした。



また、

茶飲料の摂取は、

上半身肥満や空腹時血糖値について、

女性では負の相関が認められましたが、

男性では有意な相関は示されませんでした。



以上のデータから、

コーヒーや茶飲料の摂取によるメタボリック症候群のリスク低下作用が示唆されます。




DHCでは、各種のお茶・ハーブティー・コーヒー、カフェイン抜きの飲料などを製品化しています。




これまでの疫学研究によって、コーヒーの摂取による生活習慣病リスクの低下が知られています。



例えば、コーヒーの摂取による2型糖尿病リスク低下、脳卒中リスク低下、うつ病リスク低下、肝がんリスク低下、認知機能の低下抑制などがあります。




コーヒーにはファイトケミカルの1種であるクロロゲン酸が含まれており、抗酸化作用を介した生活習慣病予防効果が示唆されています。



(カフェイン以外のコーヒーの主要な成分として、フェルラ酸(ferulic acid)、カフェ酸(caffeic acid,)、クロロゲン酸(chlorogenic acid)が知られており、いずれも抗酸化作用を示します。これらの中ではクロロゲン酸が比較的多く存在します。)



これまでの疫学研究や臨床試験では、高血圧症の改善、心血管疾患(動脈硬化性疾患)リスクの低減、抗がん作用などが報告されています。



例えば、次のような研究が知られています。


コーヒー摂取による全死亡率と心血管疾患リスク低下効果:メタ解析



コーヒーの摂取と泌尿器のがんの関係@メタ解析



コーヒーの摂取による前立腺がんリスク低下作用@メタ解析




コーヒーによる肝臓がんリスク低下作用



コーヒーの摂取と前立腺がんリスクとの関連



コーヒーの摂取による口腔咽頭がんリスク低下作用



チョコレートとコーヒーの摂取と肝機能の関係@HIV-HCV重複感染者



コーヒーの摂取が女性のうつ病リスクを抑制




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