今月3日、消費者庁が
「子供のサプリメント利用は慎重に!」
とする記事を発表し、
その中で、
「子供に対する有効性と安全性が確認されているサプリメントはほとんどありません。」
と書いていました。
相変わらずの知識不足に基づく不正確な情報であり、
サプリメント・機能性食品に関する研究データにすべて目を通している私としては、
このようなダブルスタンダードに基づくネガティブキャンペーン情報に辟易しています。
私は、
安全性、有効性、経済性を考慮して、
サプリメント・健康食品を適正に利用することで、健康増進や疾病リスク低減、補完療法として一定の効果が期待できる、
という立場です。
実際、エビデンスを俯瞰するとき、
サプリメント・機能性食品は、成人だけではなく、小児や妊婦、高齢者にいたるまで、あらゆるライフステージにおいて健康増進や疾病リスク低減などの効果が示されています。
もちろん、安全性、有効性、経済性の3点から優れた製品を選び、適正に使用することが前提です。
また、子供では、いうまでもなく、食育が大切であり、 (ビタミンやミネラルといった) サプリメント・健康食品が、食事に置き換わるものではありません。
一方、食事だけでは補えない成分(あるいは量)について、小児、学童期において、サプリメントとして、機能性食品成分の摂取が疾病予防に役立つことが知られています。
また、個人の体質により何らかの慢性疾患リスクを有している小児でも、サプリメントの効果が知られています。
具体的には、
マルチビタミン、マルチミネラル、オメガ3系必須脂肪酸(EPAやDHA)、ビタミンD3などです。
その他、エキナセアやバレリアンといったハーブも小児で利用できます。
最近の研究では、次のようなデータが知られています。
日本からの報告では、学童にビタミンD3サプリメントを投与した臨床研究として、
ビタミンDサプリメントのインフルエンザ予防効果
が知られています。
ADHDの小児に対するオメガ3系脂肪酸の効果
喘息の小児はビタミンDにより風邪リスクが減少する:系統的レビュー
プロバイオティクスによるアトピー性皮膚炎の予防効果:メタ解析
ビタミンDによるアトピー性皮膚炎での免疫調節作用
バレリアンによる小児の多動性の改善作用
高用量のビタミンDによる小児喘息への効果:メタ解析
抗酸化ビタミンによる血管機能改善効果@生殖補助医療の小児
サプリメントは、大人でも子供でも、あらゆるライフステージにおいて、適切に利用することで一定の有用性が期待できます。
サプリメントが第1位:米国の小児での補完代替医療(CAM)の動向2002-2012
------------------------------------------------------------------
サプリメントと医薬品の相互作用ハンドブック―機能性食品の適正使用情報
医療関係者のための健康食品情報サイト【DHCサプリメント研究所】
業界最大手の責任として――ここまでやるのが、DHC品質
【DHC健康食品相談室】
【DHCの研究開発】
【健康食品FAQ】
DHCが第1位@利用している(利用したい)メーカー(経産省の調査)
------------------------------------------------------------------