サプリ研究の第一人者、蒲原先生の公式ブログです。

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分岐鎖アミノ酸(BCAA)による自転車選手の運動能向上作用 [2015年11月14日(土)]
今月のアミノ酸研究の専門ジャーナル(電子版)に、分岐鎖アミノ酸(BCAA)による自転車競技選手の運動能向上作用を示した臨床研究が、米国のグループ(Auburn University)から報告されていました。
(Amino Acids. 2015 Nov 9.)



バリン・ロイシン・イソロイシンの3種類のアミノ酸は、化学構造上の特徴から、

BCAA(分岐鎖アミノ酸)

と呼ばれています。


BCAAは、運動時には必須のアミノ酸であり、

一般に、運動の前後で、1グラムから2グラム程度、摂取します。

(運動の程度によりますが、1日あたり2グラムから6グラムの間で調整するのが一般的です。)



さて、今回の研究では、

サイクリスト(自転車競技選手:平均年齢32 ± 2歳, 体重77.8 ± 2.6 kg, トレーニング歴7.4 ± 1.2年)を対象に、

1日あたり12グラム(6グラムのロイシン、2グラムのイソロイシン、4グラムのバリン)投与群(9名)

あるいは

偽薬投与群(9名)

の2群を対象に、10週間の介入試験が行われ、

免疫能や体組成、運動能への影響が検証されました。



解析の結果、

まず、除脂肪体重については、両群間で有意差はありませんでした。

次に、運動能(Wingateピークパワーテスト)では、

BCAA投与群において、有意な亢進が認められています。

(体重の補正後:BCAAでは19 % 増加, P = 0.01),
(相対的にはBCAAにて4 %増加、P = 0.01)

また、4kmのタイムトライアルでも、

BCAA投与群では、介入の前後比較で、改善が認められています。
(P = 0.08)

その他、介入後では、

偽薬群に比べて、

BCAA投与群において、

血中BCAA:L-トリプトファン値の増加傾向が見出されました。
(P = 0.08)


偽薬群では、
介入前に比べて、介入後では、好中球数の有意な増加(18%)が認められました。
(P = 0.01)


以上のデータから、

自転車競技のアスリートにおいて、

BCAAの投与による運動能の亢進、免疫調節作用などが示唆されます。




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