サプリ研究の第一人者、蒲原先生の公式ブログです。

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グルコサミンが変形性膝関節症を予防する:PROOF研究 [2016年02月11日(木)]
関節疾患研究の専門ジャーナル(電子版)に、肥満女性において、グルコサミンサプリメント投与による変形性膝関節症リスク低減(予防)効果を示した臨床研究が、欧州(オランダ・ベルギー・イタリア)のグループから報告されていました。
(Semin Arthritis Rheum. 2015 Nov 19.)



今回の研究では、グルコサミンサプリメントによる肥満女性での変形性膝関節症の予防効果が検証されました。

(PROOF研究の一環です。)
(PRevention of knee Osteoarthritis in Overweight Females study)


具体的には、

BMI27以上の肥満女性407名(50-60歳)を対象に、
(変形性膝関節症と診断されていない健常者の肥満女性が対象です)

(1) 対照群102名(食事運動の指導はなく、偽薬投与)

(2) テイラーメイドの食事と運動療法+偽薬投与群:101名、

(3) グルコサミン硫酸塩投与+食事運動非介入群:102名

(4) グルコサミン硫酸塩投与+テイラーメイドの食事と運動療法実施群:102名

の4群について、2.5年間のフォローアップが行われました。


アウトカムとして、
膝関節の標準撮影が介入前後で測定されています。
(MTP view)


グルコサミン投与群は、
グルコサミン硫酸塩として1日あたり1500mgが1回投与されました。
(偽薬との二重盲検試験です。)


膝OA(変形性膝関節症)の発症は、関節間隙狭小化(≥1mm)にて判断されています。


解析の結果、

2.5年後に、

対照群では、11.8%の被験者が膝OAと診断されました。

グルコサミン投与の2つの群では、食事療法との併用の有無に関わらず、

膝OA発症率の低減(予防効果)が見出されています。


テイラーメイドの食事運動療法のみの群では、リスク低減効果は示されませんでした。


次に、

グルコサミンの投与群(204名)と、非投与群(203名)の比較では、

グルコサミン投与により膝OAの発症リスクが59%有意に低下していました。
(関節間隙による評価:OR = 0.41, 95% CI: 0.20-0.85, P = 0.02)


なお、
テイラーメイドの食事と運動療法実施群203名と、非実施群204名の比較では有意さは認められていません。



以上のデータから、

中高年の肥満女性において、

グルコサミンサプリメント(硫酸塩1500mg/日)の2年半の投与により、

変形性膝関節症の新規発症リスク低減効果が示唆されます。



今回の研究では、mJSN関節間隙が指標となっており、客観性が担保されています。

また、食事と運動の介入群では、有意な予防効果は見出されておらず、減量の有用性が期待よりも大きくなかったと考えられます。

これまで、グルコサミンは有病者への介入による有効性を示したデータが多かったのですが、今回は、予防的な意義を示したことに意義があると考えます。




DHCでは、関節機能訴求に関連したサプリメントとして、次の製品を扱っています。




パワーグルコサミン



極らくらく



らくらく(グルコサミン、コンドロイチン、II型コラーゲン、CBP、MSM(メチルスルフォニルメタン)、コラーゲンペプチド、ヒドロキシチロソール)



グルコサミン



コンドロイチン



グルコサミン&コンドロイチン



II型コラーゲン+プロテオグリカン




グルコサミンは、変形性膝関節症などの関節疾患に広く利用されているサプリメントです。



作用メカニズムとして、アミノ糖であるグルコサミンが関節軟骨の成分であることから、構成成分を経口摂取することによる直接的な修復機構が想定されていました。



一方、最近の研究では、グルコサミンやコンドロイチンは、情報伝達機構における調節因子であることが示されており、変形性膝関節症に対する改善効果のメカニズムとして、構成成分自体を直接摂取する作用というよりは、シグナル伝達物質を摂取することによる作用が考えられています。



膝OAなどの変形性関節症に対して、
サプリメントでは、グルコサミンやコンドロイチンが最もエビデンスが豊富であり、欧州の学術団体EULARではグレードAの推奨になっています。
(一方、ACRではGAIT1のみを解析対象としたため、偽陰性データのバイアスによってネガティブになっています。)


2014年以降に発表された最新の研究―MOVES研究やLEGS研究--では、

グルコサミンやコンドロイチンの効果が示されています。



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サプリメントと医薬品の相互作用ハンドブック―機能性食品の適正使用情報


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医療関係者のための健康食品情報サイト【DHCサプリメント研究所】



【健康食品FAQ】


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