サプリ研究の第一人者、蒲原先生の公式ブログです。

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グルコサミン/コンドロイチンによる膝関節構造変化への働き:6年間のフォローアップ研究 [2016年02月19日(金)]
今月の関節疾患研究の専門ジャーナル(電子版)に、グルコサミン/コンドロイチンサプリメントによる関節の構造への作用を調べた臨床研究が、カナダのグループ(University of Montreal)から報告されていました。
(Arthritis Care Res (Hoboken). 2016 Feb 16.)




今回の研究では、

グルコサミン+コンドロイチンサプリメントの併用での6年間の長期投与により、

関節の構造変化(関節軟骨容積)への働きが検証されました。


具体的には、

グルコサミンコンドロイチン含有サプリメントの摂取者1593名を対象に、

6年間の摂取後に、

試験開始時と比べて、関節間隙狭小化(1mm以上)について、MRIによる評価が行われています。

(OAI Progression and Incidence研究のサブコホートです。)


なお、

被験者(1593名)は、

試験開始時において、半月板の突出の有無により、

(脛骨内側縁から 3 mm 以上、辺縁の突出を生じた半月板、いわゆるmeniscal extrusion)

突出を有する群429名のサブグループ解析が行われ、

また、投与期間で、

1年間、2−3年間、4−6年間での関節軟骨容積の変化が評価されています。



解析の結果、

グルコサミン+コンドロイチンサプリメント投与により、

関節軟骨容積の減少が有意に抑制されたということです

(ヨンクヒール・タプストラ検定Jonckheere-Terpstra trend testにて統計処理)



この関節軟骨保護効果は、投与期間に比例して見出されており、

6年間の投与期間中、2年以上の摂取により認められています。



以上のデータから、


グルコサミン+コンドロイチンサプリメントの長期投与による関節軟骨保護作用が示唆されます。



グルコサミンは、変形性膝関節症などの関節疾患に広く利用されているサプリメントです。


グルコサミンの有用性に関するエビデンス




作用メカニズムとして、アミノ糖であるグルコサミンが関節軟骨の成分であることから、構成成分を経口摂取することによる直接的な修復機構が想定されていました。



一方、最近の研究では、グルコサミンやコンドロイチンは、情報伝達機構における調節因子であることが示されており、変形性膝関節症に対する改善効果のメカニズムとして、構成成分自体を直接摂取する作用というよりは、シグナル伝達物質を摂取することによる作用が考えられています。



膝OAなどの変形性関節症に対して、
サプリメントでは、グルコサミンやコンドロイチンが最もエビデンスが豊富であり、欧州の学術団体EULARではグレードAの推奨になっています。
(一方、ACRではGAIT1のみを解析対象としたため、偽陰性データのバイアスによってネガティブになっています。)


2014年以降に発表された最新の研究―MOVES研究やLEGS研究--では、

グルコサミンやコンドロイチンの効果が示されています。









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