熊本地震により被害を受けられた皆様に,心からお見舞いを申し上げます。
被災地の一日も早い復旧,復興を心よりお祈り申し上げます。
本日、サガン鳥栖のホームスタジアムに立ち寄りましたが、試合は中止となっていました。
さて、本日の私的なお勉強日記です。
栄養学の専門ジャーナルに、ニンニクによる高血圧改善および脂質代謝改善を検証したメタ解析が報告されていました。
(
J Nutr. 2016 Feb;146(2):389S-96S.)
ニンニクは、動脈硬化抑制作用や抗がん作用、免疫調節作用など多彩な働きを有しており、生活習慣病の予防や改善のためのサプリメント成分としても広く利用されています。
さて、今回のメタ解析では、ニンニクによる血圧、コレステロール、免疫指標への作用が検証されました。
具体的には、
主要医学データベース(Medline)を用いて、1955年から2013年12月までに報告されたランダム化比較試験が検索され、
20報、970名のデータが対象となりました。
解析の結果、
偽薬群に比べて、
ニンニク投与群では、
収縮期血圧の有意な低下、
(5.1 ± 2.2 mm Hg, p < 0.001)
拡張期血圧の有意な低下
(2.5 ± 1.6 mm Hg, p<0.002)
が認められました。
サブグループ解析では、
試験開始時に高血圧(SBP/DBP ≥140/90 mm Hg)であった被験者では、
降圧効果がより顕著に認められています。
(8.7 ± 2.2 mm Hg (P < 0.001; n = 10) and in DBP of 6.1 ± 1.3 mm Hg (P < 0.001; n = 6).
また、先行して報告されたメタ解析では、
ニンニクによる脂質代謝への影響が検証され、
行われたランダム化比較試験39報の2300名の成人のデータが解析された結果、
総コレステロールが軽度上昇(>200 mg/dL (>5.5 mmol/L))していた被験者において、
2ヶ月以上のニンニク投与により、総コレステロール値とLDLコレステロールが10%低下した、ということです。
その他、ニンニクによる免疫調節作用に関する解析では、
ニンニク投与によるマクロファージ活性の亢進、NK細胞活性の亢進、T細胞とB細胞の産生促進が認められており、臨床試験では、上気道/呼吸器感染症の罹患回数、罹病期間、重症度の有意な減少が示されました。
以上のデータから、
ニンニクサプリメントによる高血圧の改善、脂質異常症の改善、免疫賦活作用が示唆されます。
日本では、にんにくが強壮作用をもつ、スタミナ食品として認識されているように思います。
例えば、伝統食品の成分では、
ニンニク卵黄や
熟成黒ニンニク
などがサプリメントにも使われています。
にんにくに含まれるファイトケミカルには、抗凝固作用や抗酸化作用、抗炎症作用があるため、各種の生活習慣病予防にも有用です。
一方、欧米のサプリメント市場では、
ガーリック(にんにく)由来のサプリメントは、高血圧や脂質異常症を改善し、心臓病(心血管疾患)リスクを抑えるために用いられています。
DHCでは、下記のサプリメントを製品化しています。
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