サプリ研究の第一人者、蒲原先生の公式ブログです。

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超低炭水化物食による体脂肪減少効果:メタ解析 [2016年04月19日(火)]
今月の肥満研究の専門ジャーナル(電子版)に、低炭水化物食/糖質制限食による体重と体脂肪減少効果を示したメタ解析が、京都府立医科大学のグループから報告されていました。
(Obes Rev. 2016 Apr 5.)


この10年ほどの間に、低炭水化物食/糖質制限食による肥満や2型糖尿病への有用性を示した臨床研究が示されています。



今回のメタ解析では、

低炭水化物食による体重と体脂肪への影響が対照食と比較されました。


具体的には、

主要医学データベース(EMBASE, MEDLINE, Cochrane Library)を用いて、2014年12月までのデータが検索され、

ランダム化比較試験14報がメタ解析の対象となりました。


内訳は、

8報が超低炭水化物食(50グラムの炭水化物あるいは10%の炭水化物)、

7報が中程度の低炭水化物食(エネルギー比で40%が炭水化物)

です。



肥満者1416名のデータが解析された結果、

低炭水化物食により、

有意な体重の減少、
(-0.70 kg [95% CI -1.07/-0.33])

有意な体脂肪量の減少
(-0.77 kg [-1.55/-0.32])

が認められました。


層別解析では、

12ヶ月以上のLCD(低炭水化物食)の試験では、

体重の減少は減少傾向(有意差なし)でしたが、
(-0.44 kg [-0.94/0.07])

体脂肪量の有意な減少が認められました。
(-0.57 kg [-1.05/-0.09])


さらに、

超低炭水化物食では、

有意な体脂肪量の減少が認められています
(-0.97 kg [-1.50/-0.44])


一方、中程度のLCDでは、体脂肪量の減少傾向(有意差なし)でした。
(-0.43 kg [-1.15/0.33])



以上のデータから、

肥満者において、

低炭水化物食、特に超低炭水化物食は、体脂肪量の減少に有用であると考えられます。




DHCでは、
「‘ゆるやか’糖質制限」(緩やかな糖質制限食・低炭水化物食)を推奨しています。




DHCの製品で、低炭水化物食・低GI食・低GL食に相当するのは、


DHCプロティンダイエット
です。



DHCプロティンダイエットは、減量のため、あるいはリバウンド予防のための食品(フォーミュラ食・置き換え食)として考えられていますが、


コエンザイムQ10やポリフェノール、食物繊維などの機能性食品成分を含んでおり、

ヘルシーエイジングのための低カロリー・低炭水化物食品として、食事代わりに利用できます。




その他、低GI食、低GL食として、

発芽玄米

米こんにゃく

があります。



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