今月の食物化学研究の専門ジャーナル(電子版)に、ビタミンCが、血中の残留性有機汚染物質を低下させるという効果を示した臨床研究が、米国のグループから報告されていました。
(
Food Chem Toxicol. 2016 Apr 15.)
残留性有機汚染物質(有機塩素系殺虫剤/有機塩素剤、PCBs、(PBDEsなど)は、内分泌かく乱物質として、人体に害を生じることが示唆されています。
今回の予備的な研究では、
健常者において、
ビタミンCの抗酸化作用による残留性有機汚染物質(POPs)への作用が検証されました。
具体的には、
カリフォルニア在住の健康な女性15名を対象に、
(8名は肥満/過体重、7名は普通体重)
1日あたり1,000mgのビタミンCを2ヶ月間投与し、
介入の前後で、
血中の残留性有機汚染物質(POPs)が測定されました。
(18 PCBs(ポリ塩化ビフェニル), 7 OCPs(有機塩素系殺虫剤), 5 PBDEs(ポリ臭化ジフェニルエーテル;難燃剤) )
解析の結果、
まず、
PBDE(ポリ臭化ジフェニルエーテル)は、PCBs(ポリ塩化ビフェニル) やOCPs(有機塩素系殺虫剤)よりも高値でした。
また、
PCB (ポリ塩化ビフェニル)とOCP(有機塩素系殺虫剤)は、BMIや年齢と有意な正の相関が示されました。
次に、
ビタミンCサプリメント投与により、
6 種類のPCBs (ポリ塩化ビフェニル)と、
(PCB-74, PCB-118, PCB-138, PCB-153, PCB-180, PCB-187),
2種類の OCPs(有機塩素系殺虫剤)
(4,4'-DDE, and 4,4'-DDT),
が有意に減少したということです。
なお、
PBDEsには有意な変化は認められませんでした。
以上のデータから、
ビタミンCサプリメント(1,000mg/日)の投与によって、
残留性有機汚染物質(POPs)の血中濃度の低下作用が示唆されます。
今回は予備的な研究として、健常者において、ビタミンCのPOPsへの低下作用が示されたことになります。
今後、内分泌かく乱物質に関連する病態や未病に対して、ビタミンC投与による臨床的意義の検証が期待されます。
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