サプリ研究の第一人者、蒲原先生の公式ブログです。

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コーヒーの摂取が多いと長生きする可能性 [2016年06月17日(金)]
今月の栄養学の専門ジャーナル(電子版)に、コーヒーの摂取と、テロメア長との関連を調べた研究が、米国NIHのグループから報告されていました。
(J Nutr. 2016 Jun 8.)

テロメア長は、長寿の指標と考えられています。

テロメア長の短縮は、加齢に伴う疾患や生活習慣病、生存期間の短縮などとの相関が示唆されています

テロメア長は、テロメラーゼ(telomerase)という酵素によって延長することが知られています。


また、炎症惹起サイトカイン類や酸化ストレスとも関連します。



これまでの多くの研究において、

コーヒーの摂取による健康維持・生活習慣病予防効果が示されています。


コーヒーに含まれるポリフェノールの1種、クロロゲン酸の抗酸化作用などの作用を介した効果と考えられています。


酸化ストレスによって、テロメア長は短縮することから、

今回の研究では、

コーヒーの摂取と、テロメア長との関連が検証されました。



具体的には、
1976年に開始された前向きコホート研究の被験者から、

4780名の女性看護師を対象に、

食事調査と、

末梢血の白血球でのテロメア長が測定されています。

(Nurses' Health Study (NHS)という研究の一環です。)


各種の交絡因子で補正され、コーヒーの摂取と、テロメア長との相関が調べられています

解析の結果、

コーヒーの摂取量が多いほど、テロメア長が長いという有意な相関が見出されました。


コーヒーの非摂取群と比べて、

1日あたり2杯から3杯の摂取群では、29%延長、
(OR; 1.29 (95% CI: 0.99, 1.68))

1日あたり3杯以上の摂取群では、36%延長
(OR; 1.36 (95% CI: 1.04, 1.78) (P-trend = 0.02))

という相関が認められました。


また、
交絡因子で補正後、
全ての食事由来のカフェインの摂取と、テロメア長との間には有意な線形相関が見出されています。

なお、
コーヒーの総摂取量との間では、有意な線形相関ではありませんでした。
(P-trend = 0.37)


以上のデータから、

米国の女性看護師において、

コーヒーの摂取が多いと、

テロメア長が長いという相関が示唆されます。

今後、臨床的意義の検証が期待される分野です。





テロメア長については、下記の報告があります。


血中カロテノイドとテロメア長との関連


地中海食を遵守するほどテロメアが長い


血中ルテイン・ビタミンC値と長寿の関係



テロメアに対する延長効果は、魚油でも報告されています。


魚油によるアンチエイジング効果


オメガ3系脂肪酸(EPA/DHA)の長寿効果




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