サプリ研究の第一人者、蒲原先生の公式ブログです。

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緑茶テアニンによるうつ病の症状改善作用 [2016年07月21日(木)]
先日の17日(日)、佐賀県みやき町にて、「大人の運動会」(DHC協賛LINK主催)が開催されました。




みやき町、社会医療法人天神会、DHCの3者は、本年5月24日に「みやき健幸長寿のまちづくり包括連携協定」を締結しました。


みやき町は、2015年9月に「健幸長寿のまち」宣言を行っており、統合医療の推進による健康寿命延伸に行政が積極的に取り組んでいます。



みやき町のふるさと納税では、「選べる使い道」の中に、

【具体的な使い道の例】

「みやき健幸長寿のまち」に関わる、町民の健康増進や食育の推進及び健康寿命の延伸と健康格差の縮小を図り、ICTを利用した健康長寿社会の実現を目指す事業等に役立てます。




さて、本日の私的なお勉強日記です。


今月の精神医学の専門ジャーナルに、緑茶由来のL-テアニンによる重症うつ病への有用性を示した臨床研究が、日本の国立精神・神経医療研究センター(NCNP)から報告されていました。
(Acta Neuropsychiatr. 2016 Jul 11:1-8.)



緑茶には、抗酸化作用を有するポリフェノールのカテキン類、リラックス作用を有するアミノ酸の1種のL-テアニンが含まれています。

緑茶は、抗酸化作用を介した抗がん作用などが示されており、がんだけではなく、心血管疾患リスク低減など生活習慣病予防効果が示唆されています。


今回の研究では、重症うつ病に対するL-テアニンの作用が検証されました。


具体的には、

オープンラベル試験として、

重症うつ病患者20名(男性4名、平均年齢41.0歳、女性16名平均年齢42.9歳)を対象に、

各被験者の現行の治療に加えて、1日あたり250mgのL-テアニンが8週間投与され、


うつ病の症状および認知機能が、投与開始時、4週間後、8週間後の時点で測定されています。


用いられた指標は、

うつ病スケール:Hamilton Depression Rating Scale (HAMD-21),

不安検査指標:State-Trait Anxiety Inventory (STAI),

睡眠障害の指標:Pittsburgh Sleep Quality Index (PSQI),

認知機能・前頭前野の指標:Stroop test,

統合失調症での認知機能の指標:Brief Assessment of Cognition in Schizophrenia (BACS)

です。


解析の結果、

L-テアニンの投与後に、

HAMD-21スコアの有意な減少が認められました。
(p=0.007)


この減少効果は、

試験開始時に寛解状態ではない重症うつ病患者(HAMD-21>7; p=0.004)において、
有意に認められています。


また、STAIテストにおいて、

L-テアニン投与後に、
Anxiety-trait スコアの有意な減少が見出されました。
(p=0.012)


さらに、

投与開始時に、寛解所歌ではない患者において、

L-テアニン投与により、

PSQIスコアの有意な減少が認められました。
(p=0.030)


認知機能に関しては、

L-テアニン投与後に、

Stroopテストにおいて、

反応潜時の有意な短縮(p=0.001)、

エラー率の有意な減少(p=0.036)が認められ、

BACSテストにおいて、

言語メモリー
(p=0.005)

実行機能
(p=0.016)

での有意な亢進が見出されました。


以上のデータから、

重症うつ病患者において、

L-テアニン(250mg/日)の8週間の投与により、


うつ病の症状への好影響、

睡眠障害や認知機能の改善作用が示唆されます。

この研究はオープンラベル試験ですので、今後、さらに質の高い研究での検証が期待されます。

重症うつ病は、いわゆる難治性疾患ですので、標準治療でも対処が困難であるため、

L-テアニンなどの機能性食品素材が補完療法として、用いられることに臨床的意義があると考えます。




緑茶に関する最近の研究では、次の報告があります。


緑茶カテキンによるLDLコレステロール低下作用:系統的レビュー




緑茶による高血圧・脂質代謝改善@メタ解析


緑茶による高血圧改善作用:メタ解析 


コーヒーと茶飲料によるメタボリック症候群リスク低下


緑茶抽出物による減量効果



緑茶摂取による胃がんリスク低下効果



1日1杯の緑茶が子宮体がんリスクを11%低下:メタ解析


緑茶による酸化ストレス軽減作用@高齢者


緑茶による高齢者での認知機能改善効果


緑茶カテキンによる運動時の抗酸化能亢進作用


緑茶による報酬学習の改善と抗うつ作用


緑茶による脳内炎症抑制と脳神経保護作用





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