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さて、本日の私的なお勉強日記です。
今月の循環器学の専門ジャーナルに、労作性狭心症における緑茶ポリフェノールの脂質代謝改善作用を示した臨床研究が、台湾のグループ(Taipei Medical University)から報告されていました。
(
Acta Cardiol Sin. 2016 Jul;32(4):439-49.)
緑茶には、ポリフェノール類が含まれており、抗酸化作用や抗炎症作用を介した生活習慣病予防効果が知られています。
今回の研究では、
労作性狭心症患者において、
緑茶ポリフェノールの短期投与による作用が検証されました。
具体的には、
ランダム化二重盲検偽薬対照試験として、
3か所のメディカルセンターから労作性狭心症患者79名を対象に、
1日あたり緑茶ポリフェノール600mg(分3)あるいは偽薬のいずれかが、
(STA-2 250 mgを2カプセル×3回、1カプセルあたり100mgの緑茶ポリフェノール含有)
6週間投与され、
トレッドミル負荷試験におる運動耐用能などの指標が調べられています。
解析の結果、
まず、
運動耐用能に関しては、介入の前後で、両群間で有意な変化は認められませんでした。
(p = 0.639)
次に、
脂質代謝の解析では、
LDLコレステロール値は、
緑茶ポリフェノール投与群では、偽薬群と比べて、有意な減少が認められました。
(緑茶ポリフェノール群;-8.99 ± 19.18 mg/dL、偽薬群;0.57 ± 19.77 mg/dL, p = 0.037)
また、この作用は、
脂質異常症に対する医薬品を服用していない群では、
より顕著に見出されています。
(緑茶ポリフェノール群: -9.10 ± 19.96 mg/dL
偽薬群: 4.42 ± 15.08 mg/dL, p = 0.037)
以上のデータから、
労作性狭心症患者では、
緑茶ポリフェノール(600mg/日)の短期投与により、
トレッドミル評価での運動耐用能では有意な変化はありませんでしたが、
LDLコレステロールでの改善作用が示唆されます。
今後、労作性狭心症における緑茶ポリフェノールの補完療法としての臨床的意義の検証が期待されます。
緑茶に関する最近の研究では、次の報告があります。
緑茶による高血圧・脂質代謝改善@メタ解析
緑茶による高血圧改善作用:メタ解析
コーヒーと茶飲料によるメタボリック症候群リスク低下
緑茶による酸化ストレス軽減作用@高齢者
緑茶による高齢者での認知機能改善効果
緑茶カテキンによる運動時の抗酸化能亢進作用
緑茶による報酬学習の改善と抗うつ作用
緑茶による脳内炎症抑制と脳神経保護作用
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