サプリ研究の第一人者、蒲原先生の公式ブログです。

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クルクミン/サフランによる重症うつ病への作用 [2016年10月13日(木)]
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さて、本日の私的なお勉強日記です。

今月の精神医学の専門ジャーナルに、クルクミン+サフラン含有サプリメントによる重症うつ病への作用を示した臨床研究が、オーストラリアのグループ(Murdoch University)から報告されていました。
(J Affect Disord. 2016 Oct 1;207:188-196)


先行研究では、

ウコンに含まれるファイトケミカルのクルクミンによる抗うつ効果が示唆されています。


今回の研究では、

クルクミン+サフランによる抗うつ作用が検証されました。


具体的には、

ランダム化二重盲検偽薬対照試験として、

重症うつ病患者123名を対象に、


・偽薬投与群

・低用量のクルクミン投与群(500mg/日)

・高用量のクルクミン投与群(1,000mg/日)

・低用量のクルクミン投与+サフラン(30mg/日)

の4群について、
12週間の投与試験が行われています。



アウトカムとして、

うつ病関連スコア(IDS-SR30と STAI)が測定されました。


解析の結果、

実薬群(併用投与群)は、偽薬群に比べて、

うつ病症状の有意な改善が認められ、
(p=.031)

STAI-stateスコア
(p<.001)
および
STAI-trait スコア
(p=.001)

でも有意な改善が示されました。


また、
非定型うつ病を有する被験者では、

他の被験者に比べて、

実薬群で高い有効性/反応率が見出されました。
(反応率;65% vs 35% p=.012)

なお、
クルクミンの各用量あるいはサフランとの併用群のそれぞれについて、群間での有意差は認められませんでした。


以上のデータから、

クルクミン及びクルクミン/サフランによる重症うつ病の改善作用が示唆されます。


重症うつ病はいわゆる難治性疾患ですので、サプリメントなどを補完的に利用する統合医療的アプローチの有用性が考えられます。

今後、さらに質の高い研究による検証が期待される分野です。




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DHAによる重症うつ病改善作用



うつ病に対するEPAの効果



抗うつ作用のあるサプリメントレビュー



セントジョーンズワートはSSRIと同等の抗うつ作用を示す



うつ病治療におけるセントジョーンズワートの費用対効果



うつ病へのビタミンDサプリメント投与



緑茶による報酬学習の改善と抗うつ作用




野菜と果物の摂取が多い高齢者はうつ病リスクが低い




若年女性における葉酸の抗うつ作用



うつ病ではビタミンDが低値



コーヒーの摂取が女性のうつ病リスクを抑制



ビタミンB群が脳卒中後のうつ病を予防



重症うつ病に対するプロバイオティクスの有用性



ビタミンB群の摂取が多いとうつ病のリスクが低下する



重症うつ病に対するクルクミン(ウコン)の効果:メタ解析



コーヒーの摂取とうつ病リスク低下:メタ解析





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